BMW新型『i3』欧州発売開始 新世代ノイエ・クラッセ第2弾モデル メルセデス・ベンツCクラスよりも安価設定
公開 : 2026.06.22 07:05
BMWは、EV版『3シリーズ』となる新型『i3』の欧州での販売を開始しました。900kmの航続距離と469psのデュアルモーターを搭載し、ライバルであるメルセデス・ベンツよりも低い価格設定となります。
電動版3シリーズ、ついに発売
BMWは、新型EV『i3』の欧州での販売を開始した。英国価格は標準仕様が5万3005ポンド(約1130万円)からで、発売記念モデルのファースト・エディションが5万7905ポンド(約1230万円)からとなっている。
現行『3シリーズ』のガソリン車(4万1945ポンド=約890万円)やプラグインハイブリッド車(4万7210ポンド=約1000万円)よりはかなり高価だが、5万7995ポンド(約1235万円)からとなるライバルのメルセデス・ベンツCクラス・エレクトリックよりは安価な設定だ。

新世代ファミリー「ノイエ・クラッセ」の2番目のモデルとなるi3は、SUVの『iX3』とEV専用設計の800V Gen6プラットフォームを含む技術仕様の大部分を共有している。i3という名称は、2022年に生産終了した先駆的な電動ハッチバックから受け継がれた。
BMWは2021年から『i4』を販売しているが、内燃機関モデルと同等の性能の実現を目指し、EV版3シリーズの導入には時間をかけていた。
i3と並行して、BMWは現行のCLARプラットフォームを採用した内燃機関搭載の3シリーズも販売を継続する。同車はまもなく大幅な改良が施され、デザインとテクノロジーの両面で8代目モデルに歩調を合わせる予定だ。BMWのエンジニアはAUTOCARに対し、「実質的には新型車」だと語った。
当初はセダンのみで販売されるが、ツーリング(ステーションワゴン)仕様も登場する予定だ。高性能のMモデルは2028年に登場予定であり、EVの走行性能において「新たな基準を打ち立てる」とされている。
大容量バッテリーで航続距離を確保
i3は発売当初、四輪駆動の『i3 50 xドライブ』仕様のみが販売されるが、他のバリエーションも追加予定だ。
108kWhのニッケル・マンガン・コバルト(NMC)バッテリーを採用し、最大900kmの航続距離を実現。これは欧州で販売されるEVの中で最長であり、メルセデス・ベンツEQSをも凌駕する。

バッテリー自体はiX3と同じだが、空気抵抗の少ないセダンのボディ形状により、航続距離は95kmも長くなっている。アンダーボディを完全に密閉している点も大きい。また、Gen6(第6世代)と呼ばれるプラットフォームでは、前部座席をバッテリーパックに直接固定できるため、ルーフラインを可能な限り低く抑え、空力性能を向上させることができる。
バッテリー残量が減った場合、最大400kWのDC急速充電に対応し、わずか10分で400km分の充電が可能だ。AC充電の最大出力は22kW。
i3 50 xドライブでは、2基の電気モーターを使用する。リアに326psの同期モーター、フロントに168psの非同期モーターを搭載し、合計出力469psと最大トルク65.8kg-mを発揮する。













































