伝説の自動車デザイナー、ガンディーニが手掛けた名作 50選(前編) 不朽のミウラからストラトスまで

公開 : 2026.06.21 11:05

イタリア出身の著名な自動車デザイナー、マルチェロ・ガンディーニ氏が手掛けた作品は数知れず。今回はランボルギーニ、マセラティ、フィアットなど、有名なものからあまり知られていないものまで50台紹介します。

多大なインパクトを遺した巨匠

伝説的な自動車デザイナー、マルチェロ・ガンディーニ氏は、イタリアを代表する数々の名車をデザインしたほか、イタリア国外のクルマも数多く手掛けてきた。

トリノ出身のガンディーニ氏は、同時代で最も多作で影響力のある自動車デザイナーの1人として知られている。1960年代半ば、デザイン会社の名門ベルトーネに在籍し、ランボルギーニ・ミウラ、ランチア・ストラトス、そしてマラネロで唯一の作品であるフェラーリ308/GT4といったアイコンを生み出した。

マルチェロ・ガンディーニ氏がデザインに携わった50台を紹介する。
マルチェロ・ガンディーニ氏がデザインに携わった50台を紹介する。

2024年に逝去したガンディーニ氏とその偉大な業績に敬意を表し、彼の最も美しい作品を50台紹介する。

ランボルギーニ・ミウラ(1966年)

このモデルについては少し議論の余地がある。なぜなら、ガンディーニ氏がミウラをデザインしたのは、ジョルジェット・ジウジアーロ氏の後任としてベルトーネに在籍していた時期のことだからだ。ジウジアーロ氏はミウラのデザインの一部に自分が関与したと主張しているが、ガンディーニ氏はそれを否定しており、ランボルギーニもその見解に同意している。

ランボルギーニ・ミウラ(1966年)
ランボルギーニ・ミウラ(1966年)

ポルシェ911ロードスター(1966年)

このコンセプトカーは、ポルシェの米国カリフォルニア販売代理店を営むジョニー・フォン・ノイマン氏の依頼で製作されたものだ。同氏は2人乗りコンバーチブルに需要があると見込んでいたが、実際にはそうではなかった。1966年のジュネーブ・モーターショーで公開されたものの、反響はほとんどなかったのだ。

ポルシェ911ロードスター(1966年)
ポルシェ911ロードスター(1966年)

ジャガーFT 3.8(1966年)

FT 3.8のベースとなった車両を示唆する視覚的な手がかりはほとんどない。実は、ジャガーSタイプである。

イタリアのジャガー輸入業者フェルッチオ・タルキーニ氏(車名の「FT」の由来)の依頼によるもので、モダンな外観を持つ高級4人乗りクーペを展開する計画だった。しかし、1966年のジュネーブ・モーターショーで公開された後は、ジャガー420のプラットフォームをベースにした車両がもう1台だけ製作されたに過ぎない。

ジャガーFT 3.8(1966年)
ジャガーFT 3.8(1966年)

BMW E3(1966年)

1960年代半ば、BMWは破産を回避するために抜本的な変革の真っ只中にあった。最初に登場したのが『ノイ・クラッセ』セダンであり、その上位に位置するのがコードネームE3の『ニュー・シックス』だった。

当初の計画では1.8Lまたは2.0Lの4気筒エンジンを搭載する予定だったが、1968年に生産が開始された時点では、排気量2.5L〜3.3Lの6気筒エンジンが搭載されていた。

BMW E3(1966年)
BMW E3(1966年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

ガンディーニが手掛けた名作 50選の前後関係

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