ジャガーXK復活プラン 首脳陣を直撃 「スポーツカー」の重要性語る

公開 : 2018.05.02 10:40

ジャガーにおけるXKの歴史

XKのバッジはジャガーにとって非常に重要だ。1948年のXK120という2シーター・ロードスターがジャガーのスポーツカーの歴史を作ったといってもいい。XK120、XK140、XK150は12年に渡って生産され、それぞれにロードスター、クーペ、ドロップヘッドクーペが用意された。1961年にはE-タイプに取って代わられることになった。

この初代XKに搭載された3.4ℓの6気筒エンジンは183psと28kg-mを発揮した。1952年10月にAUTOCARおこなったXK120クーペのロードテストでは194km/hの最高速度を記録し、「記録可能な最高レベルの速さ」と称された。

アルプスの峠道では、「このクルマはとても落ち着いていて、ドライバーの要求に確実に応えてくれます。本気で飛ばすXKを追い越せるクルマはほとんどいないでしょう」と語った。われわれのテストカーは当時の価格で1255ポンドであった。

XKにとっての新時代は1996年のXK8から始まった。XJSの跡を継ぐこのクルマは新しいV8を搭載し、クーペとコンバーチブルが用意された。これまでのXKと違う点は、2+2のレイアウトが採用されたことだろう。2006年に次のXKが登場すると、それに続いてホット版のXKRが加わった。生産終了の2年前となる2012年には、さらに高性能なXKR-Sも登場した。

関連テーマ

おすすめ記事

 

ジャガーの人気画像