追悼 セルジオ・マルキオンネ 画像で振り返るその人生 前編

公開 : 2018.07.27 11:10

1990年代のマルキオンネのキャリア

マルキオンネは自動車業界では異例の長さとなる14年間にわたってフィアットCEOの座に就いていた。しかし、そのキャリアを振り返ってみると、彼は良い機会を与えられるたびに転職を繰り返していたことがわかる。例えば、彼は1990年にグレネックス・インダストリーズを辞め、会計事務所のアックランズへと移籍した。その後1992年にはローソン・マードンへと復帰し、そのCFOの座へと登った。

彼が45歳となった1997年には、1994年にローソングループが買収したスイスのALグループのCEOとなった。その時、アルプスの向こう側のフィアットでは欧州でのシェア減少に苦しんでいた。パンダは過去の遺物に、プントは販売が息切れし、ムルティプラも日の目を浴びずにいた。

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