メルセデス・ベンツCLK GTR 落札予想4億円でオークションに ポルシェ550Aも

公開 : 2018.08.01 18:40

メルセデスが、20年前にホモロゲーション用として販売したCLK GTRが、8月下旬に行われるRMサザビーズのオークションに出品されます。予想落札額は「4億円超」となっていますが、オークションの担当者は今後さらに相場が上昇すると予想しています。

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3オーナー 走行距離1600km以下
AMG GT3やポルシェ550Aスパイダーも

3オーナー 走行距離1600km以下

メルセデス・ベンツCLK GTRが、8月24日から25日に開催されるRMサザビーズのオークションに出品されることが判明した。

20年前に生産されたとは信じがたいこのクルマは、生産25台(うちクーペは20台)中9番目の個体だ。3人の過保護なオーナーたちのもとで保管され、走行距離は未だに1600km以下となっている。落札予想額は425万ドル(4億7500万円)から525万ドル(5億8700万円)となっている。

このGTRに搭載される6898ccのV12エンジンは612psと79.1kg-mを後輪に伝え、0-100km/h加速はわずか3.8秒となる。搭載されるトランスミッションは5速のシーケンシャルMTで、最高速度は320km/hに達する。

RMサザビーズのカー・スペシャリストであるシェルビー・マイヤーズは「CLK GTRは現代スーパーカーの中で明らかに過小評価されています」と語る。

「世界で25台しか存在せず、最も希少なハイパフォーマンスカーといっても過言ではありません。それが60台存在するマクラーレンF1のほぼ4分の1の価格で取引きされています。2000万ドル(22億円)級のクルマたちと肩を並べるようになるのも時間の問題でしょう」

「わたしがこう考える根拠は、戦後のスポーツカーやGTの中で最も魅力的なボディワーク、GT選手権のホモロゲーション用に生産された事実、そして完璧なコンディションなどが挙げられます。今回モントレー・オークションに出品されるCLK GTRは、究極のコレクターカーとしての投資価値、そして長期間にわたり保有する価値があると確信しています」と付け加えた。

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