フィアット新型クロスオーバー『グリズリー』初公開 パンダの「兄貴分」 低価格車ラインナップ拡大へ

公開 : 2026.05.25 07:25

フィアットは今後発売予定の新型クロスオーバー『グリズリー』の画像を公開しました。『グランデ・パンダ』より大型のCセグメント車で、クーペとSUVのボディタイプを用意。10月に正式発表される見込みです。

手頃な価格のファミリーカーとして登場

フィアットは、新型クロスオーバー『グリズリー(Grizzly)』を初公開した。既存の『グランデ・パンダ』の大型版であり、欧州のCセグメントでの足場を築くことを目指している。

新型グリズリーは、ファストバックと直線的なSUVの2種類のボディスタイルで販売される見込みだ。フィアットのオリヴィエ・フランソワCEOは、欧州、ラテンアメリカ、中東・アフリカ向けに設計された手頃な価格のファミリー向けSUVだと述べている。

新型フィアット・グリズリー(プレゼン資料より)
新型フィアット・グリズリー(プレゼン資料より)    ステランティス

フランソワ氏は、米国ミシガン州で開催された親会社ステランティスの投資家向け説明会でグリズリーの画像を披露し、「これはパンダとグランデ・パンダのファミリーを完成させるものです」と説明した。

「同じDNAを持ち、同じプラットフォームをベースにしていますが、まったく別の存在です。市場シェアを高めるだけでなく、売上高、利益率、そしてブランドそのものを高めてくれるでしょう」

新たなマイクロカーも展開予定

新型グリズリーは10月のパリ・モーターショーで正式発表される見込みで、グランデ・パンダやシトロエンC3にも採用されている、ステランティスのスマートカー・プラットフォームをベースに生産される。

グランデ・パンダと同じく、ガソリン車、ハイブリッド車、EVの各バージョンが用意されるようだ。低価格帯におけるフィアットのカバー率を高め、新規購入者を惹きつけることを目的とした新製品群の1つである。

新型のマイクロカーや小型EVの姿(プレゼン資料より)
新型のマイクロカーや小型EVの姿(プレゼン資料より)    ステランティス

フィアットはまた、新型の4人乗りマイクロカー(写真、緑色の車両)や、1980年代の初代パンダにインスパイアされた小型EV(写真、オレンジ色の車両)も開発中だ。

後者は1万5000ポンド(約320万円)未満での発売を目指すエントリーモデルで、ステランティスのイタリア・ポミリアーノ工場で、シトロエンの兄弟車と共に生産される予定だ。シトロエンは、この兄弟車に2CVの名称を採用することを明らかにしている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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