初試乗 アウディA1 モデルチェンジ、ライバルはミニ 高めたデザイン性

公開 : 2018.11.23 12:20  更新 : 2018.11.24 10:39

英国ではスーパーミニと呼ばれる、Aセグメントモデルの中でも、プレミアムな存在感が特徴だったA1が2代目にモデルチェンジ。カスタマイズ可能な範囲も大幅に増え、BMWミニのユーザー層への訴求力も増しています。スペインでその仕上がりを確認しました。

もくじ

どんなクルマ?
最大のライバルはミニ
どんな感じ?
ライバルを研究したデザイン
余裕の出た後部座席とラゲッジルーム
ホットハッチとまではいえない
「買い」か?
直球勝負の文法でも一味違う
スペック
アウデイA1スポーツバック30TFSI Sラインのスペック

どんなクルマ?

最大のライバルはミニ

最新のアウディA1が登場した。しかし、メインストリームを構成するモデルかと聞かれれば、A2もA1も、違うといえるだろう。むしろ両車ともに、どちらかといえばニッチモデル。今回のモデルチェンジでは唯一で最大のライバルを猛追するべく、洗煉性を増している。そのライバルの名前は、5ドアのミニ・ハッチバック。

2代目になったA1は、5ドアのみの設定となる。先代のA1オーナーのうち、3ドアを選択したひとは20%程度だったとのこと。フォルクスワーゲン・グループのMQB -A0アーキテクチャを採用するが、小型で比較的廉価な設定となるモデルということで、収益性も高くはないから、仕方ないかもしれない。

エンジンは小排気量のガソリン仕様のみで、最高出力は166psから199psまでの設定となる。トランスミッションはマニュアルとデュアルクラッチATから選択でき、すべてのグレードで前輪駆動となる。スポーツバージョンのS1も追って登場するであろうことは、想像に難くない。

アウディの現行モデルには、エンジンの最高出力に応じて数字を割り当てる、グレード名を決めるルールがあるが、最新のA1には3種類のグレードが存在する。A1 30には116psを発生する1.0ℓユニットが搭載され、35には149psの1.5ℓユニットが、40には199psの2.0ℓユニットが搭載される。今回の試乗では30から40まですべてのグレードを試したが、ほとんどの時間は35を運転することになった。

また英国の場合、95psを発生する1.0ℓユニットを搭載したA1 25も2019年2月に登場する予定。25の場合は1万8000ポンド(266万円)以下になる見込みで、30は2万ポンド(296万円)前後となる。もちろんミニのように、3万ポンド(444万円)に届くグレードも選べる。

BMWミニとどのように伍するのか、早速見ていこう。

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