龍の棲み処にて ギルバーンとTVRの歴史をたどる 「インベーダー」試乗

公開 : 2018.12.09 15:40  更新 : 2021.02.17 17:44

煩雑な手続きによる遅れ

「とてもフラストレーションがたまります。本当です」とエドガーはいう。「EUのルールで、ウエールズ政府は建物を7カ月の入札手続きに付さなければならないんです。やっとその期間が終わり、来年1月に入札で勝った会社と契約が交わされるんです」

「建物がわれわれのものになるには、そこからさらに6カ月かかるんです。時間を節約するため、この作業と並んで何かわれわれで準備できることはないか、確認中です」

「もちろん、グリフィスは通常のようにラインで製造されるクルマではありません。クルマはドリーに載せられて移動するので、製造設備の設置に時間はかかりません。インフラの方が心配です」

昨年の発表のときの話では、2019年末には最初の量産車が「ライン」オフすることになっていた。おそらく、入札が実際のビル建設業者のところにでも行かない限り(ありそうもない)、許可が下りてから入札に勝った企業がそこで仕事を始めるまでには若干の遅れが生じそうだ。それに2カ月かかるとすると(6カ月に加えて)完成は8月になる。生産が遅れるのは明らかだ。

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