試乗 アルファ・ロメオ・ステルヴィオ 内装、今後に期待 走りは最高

公開 : 2019.01.24 10:10  更新 : 2019.01.24 10:20

どんな感じ?

インテリアの質感は残念

紙面ではかなり充実しているように感じるが、実際に乗り込んで眺めて見ると素材のクオリティが目につく。特に、アウディQ5ポルシェ・マカンと比較すると一目瞭然だ。

ステルヴィオのインテリアは意匠の多くを共有するジュリアとよく似ているが、遠くから見ると少しでも魅力的にしようという努力が感じられる。スタイリッシュなモノクロームがいたるところに用いられ、8.8インチタッチスクリーンはダッシュボードとうまく調和している。ステアリングコラムに配置された金属製のパドルシフトからはスポーティな雰囲気が漂っている。

しかしもっとよく見ると、キャビンに使用されている素材の多くがかなり低質なものであることに気づいてしまう。例えば、センターコンソールのアルミニウム調パネルは安っぽく、ドライビングモードを選択するロータリースイッチは薄いプラスティックでできているようだ。

インテリアの仕上げは4万4000ポンド(619万円)近いSUVに見合ったレベルでないが、素晴らしい部分も数多くある。例えば、ドライビングポジションは評価に値する。ホールド感が高く体をしっかり支えてくれるし、ステアリングコラムの調整幅はやや足りないが、オフセットはほとんど感じられない。

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