ランドローバー・エクスペリエンス・センター 英国6拠点を巡礼 オフロード性能を体感

公開 : 2019.01.20 10:10

LREチェシャー

レンジローバー・ヴェラール D300 R-ダイナミック HSE オート

非常にドラマティックな幕開けだった。ゴシック様式のペックフォートン・キャッスルへと続く城門を抜けると、そこには真っ白なボディのランドローバー製モデルが勢ぞろいしていたのだ。

インストラクターのアレックス・ブラウンはヴェラールで、ここから4km2もの広さをもつオフロードパークへとわれわれを案内してくれた。

プラットフォームの多くがジャガーによるものとはいえ、ヴェラールには、斜面でのスタートを容易にするグラディエント・リリースコントロールや、トルク調整を行うロートラクションロンチ、HDCやTRといった数々のランドローバー製システムが装備されているが、ローレンジの設定はない。

このV6ディーゼルモデルでは、2190ポンド(31万円)のオプションとなるオフロードで有効なエアサスペンションや、ATPC、TR2、サラウンドビューカメラ、ウェイドセンシング、さらにはリアe-ディフェレンシャルが搭載されていた。

ここはペックフォートン・ヒルに広がる木々に覆われたコースと開けたルートを特徴としており、ペックフォートン・キャッスルはここで採れた砂岩によって建造されている。

200年前につくられた林のなかのルートを通って丘の上に出ると、泥/轍モードが車高を上げ、岩や轍、木の根といったものを通過すべくエンジン回転数を制御している。


水没した採石場跡へと辿り着くと、渡河と傾斜に対応するためHDCを作動させることにした。ヴェラールを本価格的なオフローダーというよりもSUVだと考えているひとびとにとって、こうした場所を進むこのクルマは驚きでしかないだろう。まるでチョコレートのような泥水の中を、ヴェラールは確実に前進を続け、電子制御でスロットルを微妙に調整しながら、シルト質の泥のなかを進んでいく。

こうしてヴェラールはいまでは泥水に覆われたビクトリア朝時代の小路をなんとか通過することに成功したのだ。すべてのLREで使用するモデル同様、スタンダードなタイヤを履いていたにもかかわらず、ヴェラールが途中で前進を止めるようなことはなかった。

無数の障害物を備え、ふたたび自然な姿に戻りつつある広大な採石場跡に広がるペックフォートンのアウトドアパークで1日を過ごしたが、ヘイルウッドはこの景色を100年の間見続けて来たのかも知れない。エアサスペンションや車高調整機能のお陰で、このコースを制覇することができたが、それ以外は何も変わっていない。

ヴェラールの驚異的なオンロード性能を考えると、このクルマのオフロード性能は十分以上のものだと言える。

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