「リヴィアン」を知っている? 創業者、いかにして会社を興したか

公開 : 2019.02.09 09:50

設計変更を重ねる

「この基本構造の設計にはかなりの時間を費やしました」と彼はいう。「ここまで2回やり直したわけですが、このギア・トンネル(R1Tの後席と後輪間の床下を横切る収納スペース)だけは最初の構造の生き残りですね。わたしのお気に入りなんですよ」

「2代目はいまのクルマから外装をはぎとったそのものでした。当時社内は技術者ばかりでシステムと基本構造はだいぶ頑張ったのですが、外装デザインがもうひとつでした。大自然に映えるデザインではなかったのです」

「それが2015~16年頃の話で、2016年おわりから2017年にかけてデザインのやり直しにかかりました。(ジープのデザイナーだった)ジェフ・ハムードが加わってくれたおかげで、見た目もぐんと引き締まりました」

新事業の立ちあげとともに大花火を打ち上げるのが当たり前のこのご時世では、秘密主義ともいえる手法もまたリヴィアン独特だ。事前に明かされた、あるいは「漏らされた」情報など何ひとつなかったのだ。

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