ビジュアルだけで選ぶ理由になる!プジョー208GTハイブリッド【日本版編集長コラム#71】

公開 : 2026.03.01 12:05

AUTOCAR JAPAN編集長ヒライによる、『日本版編集長コラム』です。最近乗ったクルマの話、取材を通じて思ったことなどを、わりとストレートに語ります。第71回は『プジョー208GTハイブリッド』の話です。

3008、2008とスペックが異なる

3008、2008と続いたプジョー(ステランティス)の1.2L直列3気筒ターボのマイルドハイブリッドエンジン搭載車シリーズ、3台目は『プジョー208GTハイブリッド』である。

実はこの208、2台とはエンジンスペックが異なっている。そこで3台の数値を改めて確認しておきたい。

今回の取材車は『プジョー208GTハイブリッド』。
今回の取材車は『プジョー208GTハイブリッド』。    平井大介

プジョー3008GTハイブリッド・アルカンターラ・パッケージ 価格:573万円
全長:4565mm 全幅:1895mm 全高:1665mm 車両重量:1620kg
エンジン最高出力:100kW(136ps)/5500rpm 最大トルク:230Nm/1750rpm
モーター最高出力:16kW/4264rpm 最大トルク:51Nm/750-2499rpm
燃料消費率(WLCTモード):19.4km/L

プジョー2008GTハイブリッド 価格:434万円
全長:4305mm 全幅:1770mm 全高:1580mm 車両重量:1330kg
エンジン最高出力:100kW(136ps)/5500rpm 最大トルク:230Nm/1750rpm
モーター最高出力:15kW/4264rpm 最大トルク:51Nm/750-2499rpm
燃料消費率(WLCTモード):21.5km/L

プジョー208GTハイブリッド 価格:399万円
全長:4115mm 全幅:1745mm 全高:1465mm 車両重量:1230kg
エンジン最高出力:74kW(100ps)/5500rpm 最大トルク:205Nm/1750rpm
モーター最高出力:15kW/4264rpm 最大トルク:51Nm/750-2499rpm
燃料消費率(WLCTモード):22.4km/L

そう、208は同じ形式ではあるものの、30ps/25Nmほど低いスペックになっているのだ。参考までにエンジンのみで3台のパワーウェイトレシオを計算すると、3008が約11.9kg/ps、2008が約9.8kg/ps、208が12.3kg/psとなり、実は2008が一番上の数値になる。

これは意外だった。何となくのイメージで、208のほうが上だと思っていたからだ。

ベーシックなガソリンエンジンモデルは?

そこで気になったので、ベーシックなガソリンエンジンモデルも調べてみた。

プジョー208GT 価格:366万円
全長:4115mm 全幅:1745mm 全高:1465mm 車両重量:1160kg
エンジン最高出力:74kW(100ps)/5500rpm 最大トルク:205Nm/1750rpm
燃料消費率(WLCTモード):17.9km/L

1.2L直列3気筒ターボのマイルドハイブリッドエンジンを搭載する。
1.2L直列3気筒ターボのマイルドハイブリッドエンジンを搭載する。    平井大介

これはモーターも含めるのでkWの合計で比較すると、ハイブリッドの13.8kg/kWに対し、ガソリンモデルは15.7kg/kWとなる。価格差30万円でこれだけのスペックを得られるなら、ハイブリッドが有利と言えそうだ。

2008らの136psに対しなぜ100psなのかは不明だが、恐らくはバランスを求めた結果だろう。ちなみに同ユニットを搭載するシトロエンC3も100ps、C3ときょうだい車で今年日本導入が予定される、フィアット・グランデパンダも100psとなる。

ところが、プジョー208と同じ工場で生産されるランチア・イプシロンは、デビュー時こそ100psだったが、途中で110psへとパワーアップを果たしている。というわけで、同系パワーユニットといっても、モデルごとにスペックを変化させているようだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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