カイエンより上位のポルシェ大型高級SUV「K1」 EV専用からV6またはV8エンジン搭載へ変更 アウディQ9と兄弟車に
公開 : 2026.02.28 07:05
ポルシェの新型高級SUV「K1」は、EV専用モデルとする当初の計画を変更。アウディの新型Q9とプラットフォームを共有し、内燃機関を搭載することになりました。米国や中国といった市場をターゲットに開発中です。
EV専用モデルとする計画を変更
ポルシェが開発中の7人乗りフラッグシップSUVは、アウディの新型Q9と兄弟車となる。EV専用モデルとする計画を変更し、高出力のV8およびV6エンジンを搭載したモデルを展開する方針だ。
ポルシェはこのモデルを「D-SUV(DセグメントSUV)」と称しており、「K1」というコードネームで開発を進めている。これまで踏み入れて来なかった大型SUVの領域に初めて参入することになる。

欧州での発売は2028年を予定している。
K1は4人乗り、5人乗り、7人乗りなど多様なレイアウトが用意される見込みだ。そのサイズ、座席オプション、装備仕様はBMW X7やメルセデス・ベンツGLSといったモデルに対抗できるレベルと予想されている。
親会社フォルクスワーゲン・グループのプレミアム・プラットフォーム・コンバスション(PPC)構造を採用する点は、兄弟車であるアウディQ9と同様だ。アウディは米国・中東・中国市場を主眼に置き、高級フラッグシップSUVとしてQ9を開発中である。
K1へのPPC採用は、ポルシェが昨年実施した電動化戦略の大幅転換を受けた動きだ。開発コストを抑える上で、アウディとのプラットフォーム共有は重要な要素となると、関係者はAUTOCARに語っている。
複数のパワートレイン構成で2028年頃発売か
PPCは、6気筒および8気筒ガソリンエンジン、ならびに次世代プラグインハイブリッド・システムに対応するよう設計されている。このためK1は、ツインターボ4.0L V8と3.0L V6を中心に、複数のパワートレイン構成で発売される見込みだ。
当初の計画では、K1はフォルクスワーゲン・グループのスケーラブル・システム・プラットフォーム(SSP)をベースとしたEVモデルとなる予定だった。しかし、SSPの開発、特にソフトウェア開発の遅れと、EVへの関心の減退により、ポルシェは内燃機関搭載モデルでの発売に方針転換した。

それでもポルシェはAUTOCARに対し、K1のEVモデルの発売計画はまだあると認めた。
K1は、来年発売予定のアウディQ9の約1年後に投入される見込みだ。欧州も主要市場の1つとなるが、米国と中国が長期的な成功の鍵を握ると見られている。
K1は、フォルクスワーゲン・グループのスロバキア・ブラチスラバ工場でQ9と同じラインで生産される見込みである。『カイエン・エレクトリック』も同工場で生産されていることから、K1のEVモデルの生産も可能だろう。EVモデルは当初ポルシェのライプツィヒ工場での生産が予定されていたが、ドイツ国内の生産コスト上昇により、安価な代替案を模索せざるを得なくなった。





























