次期シビック・タイプR、ハイブリッド化の見通し NSXの方式か 電動化の一環

公開 : 2019.03.06 20:10  更新 : 2019.03.06 20:11

より一層需要が増す電動モデル

UKホンダのトップ、デビッド・ホジッツはこの計画の推進の裏に、最近ローンチされたCR-Vのハイブリッドモデルの成功が絡んでいるとAUTOCARに話した。

現に、英国市場で販売されるコンパクトSUVの6割をCR-Vが占めている。今はもう販売されていないディーゼルモデルは、以前までCR-V全体の2分の3の売り上げを占めていた。

今回の発表はホンダが2021年に英国にあるスウィンドン工場を閉鎖するという計画とも関連がある。スウィンドン工場閉鎖の理由は「電動化へのコミットメント」としているからだ。これに伴い、生産拠点をより大規模な生産が可能な場所に移すことを検討しており、日本か中国が選ばれるだろう。

そして今日行われた発表は同じジュネーブの場で披露されたホンダeプロトタイプとのセットだ。非常に多くの良い反響を得たアーバンEVコンセプトのより市販版に近い形を示している。

都市部での移動を想定して開発されたこのクルマはWLTP方式下で約200kmの航続距離を実現し、30分の急速充電でバッテリーの80%を充電することが可能だ。

ホンダにとっては欧州で販売する初の純電動車となり、CR-Vハイブリッドとともに電動車のラインナップを担う。

ジャズ(日本名:フィット)のハイブリッドモデルは来年ごろに登場するとみられ、2021年には新たなシビックハイブリッドも登場する。

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