新型メガーヌR.S.トロフィーR カモフラなしでニュルに 欧州発売は年内か ルノー

公開 : 2019.04.09 18:40  更新 : 2021.03.05 21:34

ボンネットにスクープ追加

ビデオに映っている車両は、おそらく市販モデルと変わらないと思われる。専用のフロントバンパーは、チェッカーフラッグ型のR.S.ヴィジョン・ライトが取り外されている。ボディワークはおそらく空気の流れを最適化するため、さらに磨き込まれているようだ。一部が黒く塗られたボンネットも、エンジンに送り込む空気を増やすため、スクープが開けられている。

ボディサイドにはトロフィーRのグラフィックが施され、扁平率の低い高性能タイヤとアップグレードされたブレーキも装着。特にフロントのブレーキが目立つ。おそらくサスペンションもレース仕様のスプリングとダンパーが組み込まれているだろう。車体に貼られたデカールから、オーリンズ、アクラポヴィッチ、ブリヂストン、サベルト、ブレンボというサプライヤーの名前がわかる。

テストを担当している内部関係者によると、メガーヌR.S.トロフィーRは先代同様、後部座席は取り外され、ロールケージが装着されているという。軽量化と安全性およびシャシー剛性を高めるためだ。さらにウインドウにはプレクシガラスが使われているとのこと。ルノー・スポールのエンジニア達による重量削減に向けた努力は、写真を見ればリア・ウインドウのワイパーがないことからもうかがえる。先代のトロフィーRは、ベースとなったR.S.275トロフィーより101kgも軽量化され、車両重量は1280kgだったのだ。

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