次期メルセデス・ベンツSL AMGが開発へ 次世代AMG GTと共用

公開 : 2019.04.23 06:10

SLとGT 様々な点で共用

2つのモデルは、根幹を成すプラットフォームはもちろん、アクスルの構成やサスペンション、ステアリング機構や48Vのエレクトロニクス関係、ハイブリッドパワートレイン、そしてその他の装備を、コスト削減および生産効率性向上のために共用することになるだろう。

次期SLとGTはともにドイツ・ジンデルフィンゲンにあるメルセデスの工場で生産される。より小型なSLCの次期型のベースを担う計画もあったが、メルセデスはSLCそのものの廃止を決定したためこの計画も破棄された。

次期SLの初期のプロトタイプは、Sクラス・クーペのボディを載せてサーキットなどでテスト走行する様子(写真白)が目撃されていた。クルマの技術的な詳細も少し判明している。

リアアクスル機構に組み込まれたDCTを持つトランスアクスル方式が採用されるとみられ、これはメルセデス-AMG GTにも用いられている技術だ。だが、全体的な寸法は現行SLよりも少し大きくなり、全長4630mm、全幅1870mm、全高1310mmになるとみられる。

MSAプラットフォーム採用はSLのスタイリングに良い影響を与えることになり、プロポーションは現行モデルよりもクラシックなロードスターが持つものに近くなるとのこと。CクラスEクラスCLS、Sクラスなどとプラットフォームを共用する。

メルセデスのソースはAUTOCARに対して、新しいSLはより長いノーズと後方に配置されたキャビンを持つことになると伝えた。

「新しいプラットフォームを採用することでより自由度が高くなり、フロントアクスルとフロントファイアウォールとの間隔が広くなったため、より伝統的なプロポーションが実現できました」

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