マイナーチェンジ アウディQ7 50 TDIに試乗 V6ディーゼル 内装・装備を刷新

公開 : 2019.09.09 09:50

フェイスリフトを受けたアウディQ7。内外装がリフレッシュしたほか、最新のアウディ製インフォテインメントシステムに、電圧48Vによるマイルドハイブリッドも搭載しました。アイルランドの道での評価です。

もくじ

一新したインテリアデザイン
乗り心地は快適ながら、やや反応の鈍いAT
穏やかに静けさと快適さにひたる
大型ラグジュアリーSUVらしさを味わう
アウディQ7 50 TDIのスペック

一新したインテリアデザイン

アウディQ7もマイナーチェンジを受け、他のモデルと同様にWLTP(乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法)に準拠することになった。ドライビングの興奮や一体感はそれほど濃くはないものの、印象的なほどに洗練された走行マナーと、豪華さを備えたSUVだ。マイナーチェンジ後も基本的な性格には変更はないが、いくつか触れておきたい変更点や追加機能もある。

まずはエクステリアから。フォグライトの形状や新しいデザインのホイールがオプションとして選択できるようになったほか、フロントグリルやヘッドライト周りのデザインも改められた。テールゲートにはアウディA6風の水平に伸びるクロームメッキのモールが追加され、マイナーチェンジ前のクルマと比べれば、充分に変化を感じ取ることができる。デザイン面での変更は控えめといえ、新鮮味が強いわけではない。同時にトップグレードとして、美しさを追求した「フォーシュプルング」が追加されている。

アウディQ7 50 TDI
アウディQ7 50 TDI

インテリアの変更はエクステリアよりも顕著。基本的なデザインから新しくなっており、最新のDセグメント・サルーンやSUVとのつながりを強く感じられるものとなった。ツインモニターのMMIナビゲーション・プラスと呼ばれるインフォテインメント・システムがすべてのグレードで標準装備となっている。またアウディ・バーチャル・コクピットと名付けられたデジタル・インスツルメントパネルも最新世代へとアップデートされている。

乗り心地は快適ながら、やや反応の鈍いAT

内面ももちろん手が加えられ、最大で90mmの幅で車高を調整可能なエアサスペンションが、エントリーグレードから採用された。ブラックエディションとフォーシュプルングと呼ばれるグレードの場合、スポーティなセットアップとなり、地上高は15mm低くなる。またトップグレードには後輪操舵システムも搭載されており、印象は良かった。

英国の場合、当面のエンジン・ラインナップは2種類の3.0L V6ディーゼルと1種類の3.0L V6ガソリン。すべてに電圧48Vのマイルドハイブリッド・システムが搭載され、コンベンショナルなトルクコンバーター式8速ATが組み合わされる。追ってプラグイン・ハイブリッドも追加される予定で、強力なV8ディーゼルエンジンを搭載したSQ7も加わるだろう。

アウディQ7 50 TDI
アウディQ7 50 TDI

フェイスリフトを受けたQ7は英国では9月から販売となるが、そのうちの90%は今回の50 TDIと45 TDIが占めると予想されている。今回の試乗車は、そんなわけで50 TDIだ。

乗り心地は驚くほどに快適で、洗練されている。長距離クルーザーとして好適ながら、いつものことでもあるから、特段目をみはる仕上がりというほどでもない。だが3.0LのV6ディーゼルは、パフォーマンスと社会性との素晴らしいバランスを見せる。286psと61.0kg-mという動力性能で、価格に相応しい加速を披露するだけでなく、非常に安楽な運転を叶えてくれる。

エグゾーストノートも低音が効いており豊か。だが車内の遮音性に優れているから、ディーゼルエンジンのノイズは、ドライバーにはかなり遠くでさえずっている程度でしか聞こえない。一方で8速ATの振る舞いが全体の雰囲気に追いついていない様子。スロットルを軽く踏み込んだ程度では、キックダウンを躊躇する性格で、エンジンのトルクを縦横無尽に引き出すためには、それなりの操作が必要となる。静止状態から加速する際も、早めにシフトアップするように設定されているようだ。

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