ポルシェ・カイエンGTSがフェイスリフト

公開 : 2012.04.10 19:20  更新 : 2017.06.01 00:55

ポルシェは今月開催される北京モーターショーで、スポーティなシャシーとチューンされたV8エンジンを与えたカイエンGTSを発表する。今までのように、Sとターボの間に位置するモデルで、ノーマル・アスピレーション最強のエンジンと、トップ・モデルであるターボと同じボディ・キットを持つモデルだ。

ノンターボ4.8リッターV8エンジンは、カイエンSの394bhpから僅かにアップした414bhp。それに標準的としてZF製8速オートマティック・ギアボックスが組み合わせられる。ピークパワーが前のGTSよりも14bhp上がっていると共に、オートマティック・ギアボックスが標準となったことが大きな違いだ。旧GTSは6速マニュアルが標準だった。

若干のパワーアップが、GTSのパフォーマンスにも影響を与えているのは当然で、0-100km/h加速は現行のSの5.9秒から5.7秒へ、トップスピードも257km/hから261km/hにアップしている。また0-160km/h加速は13.3秒だ。

燃費については0.9km/l下がって9.3km/lとなった。

しかしGTSの最大の特徴は、ローダウンされたシャシーと、スティール製のスプリングと組み合わせられたPASM可変ダンパーだ。全高はカイエンSよりも24mm低い。また、エア・サスペンションとポルシェPDCCアンチロール・システムがオプションとして用意されている。

GTSのもうひとつの魅力は、スポーツ・シートがアルカンタラ製となることだ。それはSUVにスポーティな味わいをもたらす。

カイエンGTSは英国で67,000円(861万円)で、英国では7月より販売が開始される。

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