オペル/ヴォグゾールから数年ぶりのホットハッチ『コルサGSE』登場 初代『GSi』の遺伝子を受け継ぐ281ps

公開 : 2026.05.12 07:25

オペルおよびヴォグゾールから、新型の電動ホットハッチ『コルサGSE』が発表されました。初代コルサGSiのスピリットを受け継ぐスポーツモデルとされ、リミテッドスリップデフなど広範囲にチューニングされています。

スポーティに仕上げたEVモデル

ステランティス傘下のオペルおよびヴォグゾールは、新型の高性能EV『コルサGSE』を発表した。両ブランドにとって数年ぶりのホットハッチとなる。

初代コルサ(ヴォグゾール版はノヴァ)のスポーティモデルである『GSi』の遺伝子を受け継ぐとされ、標準の『コルサ・エレクトリック』の約2倍の出力に加え、改良されたサスペンションと、よりアグレッシブなスタイリングを備えている。

新型ヴォグゾール・コルサGSE(右)と初代ヴォグゾール・ノヴァGSi
新型ヴォグゾール・コルサGSE(右)と初代ヴォグゾール・ノヴァGSi    ヴォグゾール

欧州では電動ホットハッチ市場が急成長中だ。コルサGSEは、アルピーヌA290ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・エレクトリック、新型フォルクスワーゲンIDポロGTIといった強力な競合車に加え、アバルトアルファ・ロメオを含むステランティス傘下の他ブランドからも登場する一連のモデルと対峙することになる。

兄弟車であるプジョーe-208 GTiと同様に、コルサGSEは標準モデルの156psの電気モーターを、アバルト600e、アルファ・ロメオ・ジュニア・エレットリカ・ヴェローチェと同じ281psのユニットに交換している。

最高速度は180km/hに制限されるが、0-100km/h加速タイムは5.5秒となる。車両重量は約1550kg。

初代GSiの要素も取り入れた専用デザイン

駆動力はトルセン式リミテッドスリップディファレンシャルを介して前輪に伝達され、スロットルとブレーキペダルのレスポンスはスポーティにチューニングされているという。また、前後のアクスルが改良され、高剛性のアンチロールバーと新しいダンパーが採用されている。

サスペンションは標準よりも低く設定され、新しい18インチアルミホイールにはミシュランのパイロットスポーツ4Sタイヤを装着。ステアリングの重量感とフィードバックが増強されたほか、ラックの反応もクイックになった。ブレーキは、前後ともにアルコン製の4ポッド式を採用した。3本スポークのアルミホイールは初代ノヴァGSiを彷彿とさせつつ、空力性能を向上させるフラットフェイスデザインとなっている。

オペル・コルサGSE
オペル・コルサGSE    オペル

ドライブモードは複数用意され、ノーマル設定では、航続距離を確保するため最高出力は231psに制限される。エコモードではこれよりさらに出力が抑えられ、最高速度も150km/hに制限される。サーキット走行用のスポーツモードでは、281psのフルパワーが解き放たれる。

エクステリアデザインとしては過激さを抑えつつ、スポーティに仕上げている。エアインテークやホイールアーチ周辺に施されたブラックのアクセントは、1990年代初頭のノヴァGSiを思い起こさせる。

インテリアを見ると、厚みのあるタータンチェック柄のバケットシート、グリーンのシートベルト、アルカンターラ張りのステアリングホイールなど、標準のコルサよりもスポーティな仕様であることは明白だ。ペダル類はアルミニウム仕上げとなる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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