Aクラス・セダン試乗 M・ベンツA250 4マティック、サイズ/内装/セダンのメリットを評価

2019.12.04

「買い」か?

「ベンツ車に掘り出し物なし」とは自説の類だが、投資に見合った価値や差額相応の違いがあるのもベンツ車の特徴。

Cクラスの実質エントリーとなるC180アバンギャルドは504万円。A250 4マティック・セダンの19万円高。車格にこだわればCクラスのほうが買い得のように思えるが、走行性能のゆとりや全天候性能と操る心地よさはA250が上回る。居住性などの使い勝手にも多少ながら優れている。

メルセデス・ベンツA250 4マティック・セダンの前席
メルセデス・ベンツA250 4マティック・セダンの前席

同予算でどちらを選ぶかは悩ましい問題だ。なお、A250相応の性能面の余裕やドライビングの付加価値をCクラスに求めるなら、車両価格で600万円前後の予算建てが必要。車格設定より付加価値を優先すればかなり「お得」である。

ベンツのセダンらしいモデルであり、Cクラスともラップする魅力を備えている。操縦性も乗り味も、快適や安心感のセオリーを抑えながらの高性能。スポーティなどの殊更の演出がない正統の走りも好感。Aクラスならではの若々しさもある。

オプションは必要

先ずベンツ車ありきなのは否定できないが、485万円は価値ある価格。輸入セダンの新たな選択肢として欠かせない存在である。

ただし、今や現代の乗用車では必須装備となりつつあるACC(アダプティブ・クルーズコントロール)やLKA(レーン・キーピング・アシスト)などの先進安全&運転支援装備はOP設定。それらを含むレーダーセーフティパッケージは25万円。

メルセデス・ベンツA250 4マティック・セダンの前席
メルセデス・ベンツA250 4マティック・セダンの前席

インフォテインメントシステムのMBUXを含む高機能ディスプレイ・オーディオは標準だが、ナビゲーションパッケージは18.7万円。

この2つのパッケージOPを装備すれば約530万円である。これが実質的なスターティングプライス。

運転支援機能はトップクラスであり、価格は納得できるのだが、OP設定なのはちょっと不可解。レーダーセーフティパッケージが標準になるのはEクラス以上。国産車の感覚で、この価格帯ならば標準だろうと早とちりは禁物だ。

 
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