紅旗H7 2.0T

公開 : 2013.08.10 11:46  更新 : 2013.08.10 11:46

■どんなクルマ?

紅旗(ホンチー)は、1958年に設立された中国で最も旧いメーカーである。当初は党や国家の指導者専用車を作っており、そのベースは旧いクライスラーをベースにしたものだった。その後、長年の混乱期を経て、現在はプライベート・ラグジュアリー・セクターのモデルを
生産している。

この新しいH7は、トヨタ・クラウンのプラットフォームを使用したモデルで、アウディA6Lに流れているユーザーを獲得しようという狙いがある。ラインナップされるエンジンは3種類。2.5ℓおよび3.0ℓのV6はトヨタ製、そして2.0ℓターボは紅旗製だ。

2ヶ月間は政府関係者にセールスが行われ、この5月から一般にも販売されることとなった。

その仕様は贅沢なもので、黒い本革がベースで、ダッシュボードとステアリング・カバーは淡いグレーの革が使用されている。

■どんな感じ?

フロントのデザインは、リアよりも特徴的だ。中国人が好みそうなフロント・グリルの上には、いままでの紅旗と同様紅いフィンがアクセントとして付けられている。このデザインは、おそらくアウディとの合弁会社、FAWが生産するA6からヒントを得ているようだ。その一方で、リアはただ単純に四角いだけで、面白みに欠けるデザインだ。

キャビンの材質は決して良くない。例えば、ダッシュボードの上は、簡単にすり減ってしまう素材だ。フロントの装備は標準的なもの。次タッチ・スクリーンのインフォテーメント・システムも設定されている。それよりもこのH7の特徴は、ベントレー・フライングスパーのような贅沢なリアの装備だ。フロント・シートはヒーターが付けられているだけなのに対し、リアはクーリング・システムやマッサージ機能を持つ。そして、そのコントロールはセンター・アームレストで行われる。しかし、ランバーサポート自体は不足している。

2.0ℓターボは明らかに力不足だ。スポーツ・モードが6速オートマティック・ギアボックスには設定されているが、パドル・シフターはない。

このクルマはドライバーズ・カーではない。ステアリングは適度な重さだっがた、真っ直ぐなテスト・ルートでは、そのハンドリングまでは試せなかった。

■「買い」か?

乗る前までは、そのスタイリングと、リアの広々としたデザインなどに魅力を感じていた。しかし、残念なことに、実際には低いクオリティと、低いドライブトレイン性能にがっかりするしかなかった。努力は認められるが、まだそのレベルは高いものではない。このままでは、アウディA6、ジャガーXF、そしてBMW 5シリーズの対抗馬と呼ぶことはできないだろう。

(マーク・アンドリュース)

紅旗H7 2.0T

価格 NA
最高速度 220km/h
0-100km/h加速 10秒以上
燃費 8.7km/ℓ
CO2排出量 NA
乾燥重量 1800kg
エンジン 直列4気筒1995ccターボ
最高出力 201bhp
最大トルク 26.5kg-m
ギアボックス 6速オートマティック
 
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