【RAYS(レイズ)】鍛造にデザイン/NVH性能「VMF C-01」 試作カラーが東京オートサロン2020に

公開 : 2020.01.18 16:15  更新 : 2021.10.11 11:29

RAYSの「VMF C-01」は、鍛造にデザイン/乗り心地を求めた新作。マクラーレンに履かせるとこんな感じに。試作カラーも撮影しました。

乗り心地もホイールに

text&photo:Hidenori Takakuwa (高桑秀典)/編集部

純日本製を貫く高品質ホイール・ブランドの「レイズ(RAYS)」は、東京オートサロン2020において、広大なブース内に多種多様なホイールをディスプレイした。

「VMF C-01(ベルサス・モードフォージドC-01)」をフィーチャー。定番カラーの3色のほか、試作のカラーも展示。VMF C-01を装着したデモカーのマクラーレン720Sも披露した。

VMF C-01の試作カラーが東京オートサロン2020に展示された
VMF C-01の試作カラーが東京オートサロン2020に展示された

鍛造1ピースホイール工法で作られているVMF C-01は「モードフォージド」を掲げ、デザインに特化。そして、乗り心地にもこだわっているという、新しい切り口を特徴とした鍛造ホイールだ。

あたかも彫刻のように滑らかで、艶めかしく立体的な造形美を楽しめる。レイズ・オリジナル・デザイン金型鍛造の新しい成果と呼ぶに相応しい出来映えである。

マクラーレン720Sに「VMF」

このところ自動車メーカーがこぞってNVH(ノイズ=Noise、バイブレーション=Vibration、ハーシュネス= Harshness)の低減にこだわり、クルマ好きの間でNVHという言葉が一般化してきている。

改めて説明すると、ノイズはタイヤや風切り音から発生する雑音・騒音、バイブレーションはエンジン駆動系や足まわりから伝わってくる振動、ハーシュネスは路面の段差から伝わってくる捻じれや軋みのことだ。

マクラーレンが履いているのがVMF C-01
マクラーレンが履いているのがVMF C-01

レイズでは、鍛造ホイールの技術を用いてNVHの低減を可能としており、VMF C-01は乗り心地やロードノイズに優位なホイール開発を行うことで、優れたライド・コンフォートを実現している。 

折り鶴マークがリムに

VMF C-01の展示コーナーに“この美しさ「折り紙」つき。”と書かれ、ホイールに折り鶴が置かれていたが、実はホイールにも折り鶴のマークが刻印されている。

VMF C-01のカタログに折り鶴に込められた意味が書いてあったので記しておこう。

VMF C-01の折り鶴マーク
VMF C-01の折り鶴マーク

美術品や名刀に確かな品質やそのモノの価値が保証されている証として、古きより二つ折りの紙(手紙や目録)が用いられてきた。

そのことによって、今日でも鑑定書付きのことを折り紙つきと表し、その折り紙をレイズの繊細なモノ造りや鍛錬され造り込んだという意味を込めて「ORIZURU」で表現。ホイールにあしらったのだ。

「VMF」は3ライン

VMF C-01は繊細かつ複雑な技術を用いて造る「折り鶴」と同じコンセプトのデザイン・ホイールであるといえ、まさに見事なコラボなのだ。

VMF C-01のカラーは、「SPORT LINE」がマットガンブラック/リムエッジDC(MK)。

VMFのラインナップ
VMFのラインナップ

「HI LINE」がダイヤモンドカット/サイドダークガンメタ(DX)。受注生産の「EXCLUSIVE LINE」がREFAB/サイド ブライトニングメタルダーク/MC(RX)。

付属品:ET1バルブ BK、VMFセンターキャップ(SPORT LINEはヘアラインブラックアルマイト仕様、HI LINEとEXCLUSIVE LINEはバフ仕様)というスペックとなっている。

記事に関わった人々

  • 高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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