【歴史は終わらない】イスパノ・スイザが予告 1019psの「カルメン」に新モデル

公開 : 2020.02.19 06:10

復活した「イスパノ・スイザ」が新モデルを予告。1019psのEVとして話題になった「カルメン」の新バージョンのようです。

1019psのEV

スペインで生まれた高級車ブランド「イスパノ・スイザ」が、ハイパーEVの「カルメン・ブローニュ」を3月に公開する。

これは2019年のジュネーブ・モーターショーで発表したEVグランドツアラー「カルメン」の新バージョンとなる新型車。

2019年のジュネーブショーで公開された「カルメン」
2019年のジュネーブショーで公開された「カルメン」

カルメンは1019psを発揮する2モーターのフルEV。2021年までに19台を生産することが発表されており、1500万ユーロ(当時:1億8900万円)の値札が掲げられている。

ブローニュはフランスの都市

今回発表される「カルメン・ブローニュ」は、かつて貴族階級のために1台1台を作り出していたテーラーメイド部門によって、1920年代のレーシング・ヘリテージに敬意を示すために生まれるモデルだという。

「ブローニュ」の名称はフランスの都市の名前に由来する。1921年のジョージ・ボワイヨ・カップで、パワーを高めた5台のH6クーペがしのぎを削り、3.5時間を超える闘いが繰り広げたのだ。

1922年のジョージ・ボワイヨ・カップを闘うイスパノ・スイザH6
1922年のジョージ・ボワイヨ・カップを闘うイスパノ・スイザH6

イスパノ・スイザは、1921年、1922年、1923年と、3年連続でこのレースに勝利したことから今回の新バージョンに、その名前が使われることになった。

詳細は、3月上旬に開催されるジュネーブショーで明らかになる。

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