【なぜ?】メーターに液晶パネルを採用するクルマが増えている理由とは フル液晶がトレンド?

公開 : 2020.03.22 05:50  更新 : 2021.10.13 13:54

ホンダはベーシックカーのフィットに採用

確かにフル液晶パネルのメリットはわかったが、それはアウディのような上級車種だからこそできるもの……と思っていたら、先日フルモデルチェンジで4世代目となったホンダ・フィットがフル液晶パネルのメーターを備えて登場したのである。

採用の理由についてホンダは「インパネ周りをシンプルかつ心地よい視界を実現するために、小型で十分な情報表示が可能な液晶メーターを採用しています」

ホンダ・フィットに組み合わさるフル液晶パネルのメーター。
ホンダ・フィットに組み合わさるフル液晶パネルのメーター。

「液晶メーターにより、全体のトーンに合わせたシンプル表示にすることも出来る点がメリットと考えています」

「また、お客様に合わせて表示項目をカスタマイズすることが出来るのもメリットの1つです」とコメント。

フィットのメーターはアウディのように大型のものではなく7インチと小ぶりながら、わかりやすく情報を整理した表示を可能としたことで、老若男女問わず心地よいドライビングを楽しむことができるようになっている。

アナログメーターに比べてコストがかかりそうなフル液晶パネルメーターではあるが、車種によってアナログメーターを作り分けるよりも、フル液晶パネルに表示する内容だけを変えるようにできればそのコストは圧縮できるとも考えられるため、今後はこういったメーターを採用する車種は増えるかもしれない。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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