【ハイブリッド2モデル追加】VW 新型ティグアン/アルテオンGTE 2020年末に発売 欧州

公開 : 2020.04.06 11:20

独VWが、2020年末までにティグアンGTEを欧州で発売します。トータル245psを出力するプラグインハイブリッド車で、最高速度230km/hが期待されています。アルテオンGTEの投入計画もあるそうです。

欧州向けにティグアンGTE

text:Greg Kable(グレッグ・ケーブル)

フォルクスワーゲンは、GTEバッジを付けたSUV「ティグアン」とアッパーサルーン「アルテオン」の、プラグインハイブリッドバージョンを、2020年末までにヨーロッパで導入する計画を明らかにした。

2つの新しいモデルは、最近発表されたゴルフGTE、パサートGTE、近日発売予定のトゥアレグRに続き、VWのハイブリッド・ラインナップに加わる。

VWティグアンL GTE 中国マーケット仕様
VWティグアンL GTE 中国マーケット仕様

ティグアンGTEは、2015年にコンセプト形式で示され、中国でロングホイールベースの形で提供されたが、ヨーロッパでは発売されていなかった。

ヨーロッパ仕様のティグアンGTEは、新型ゴルフGTEのハイパワー仕様と、同じドライブトレインが採用される予定となっている。

つまり、150psおよび25.4kg-mのトルクを発生するターボチャージャー付きの1.4L 4気筒ガソリンエンジンと、138psおよび20.3kg-mの電気モーターを組み合わせ、ユニットトータルで245psおよび40.7kg-mのパワーを発揮する。

アルテオンGTEも登場か

2019年半ばに発売された、中国向けのティグアンGTEは、同じドライブトレインに控えめの調整が加えられたバージョンを搭載している。

ユニットトータル210ps/40.7kg-mを発生し、0-97km/h加速は8.1秒、リミッター付きの最高速度は200km/hとなる。

VWティグアン 現行モデル
VWティグアン 現行モデル

よりダイレクトなギアリングと、より高度なパワーエレクトロニクス・システムを含む一連のアップグレードが加えられている。

ヨーロッパ向けティグアンGTEには、0-97km/h加速6.3秒および最高速度230km/hを達成する、現行型ティグアン2.0 TSIと同等のパフォーマンスが期待されている。

トランクルームのフロア内に取り付けられた容量13.0kWhのリチウムイオンバッテリーは、140km/hまでの速度で最大64kmのゼロエミッションの航続距離を実現する。

新しいセルテクノロジーにより、第1世代のゴルフGTEに搭載されたものよりも、バッテリーが小型化されており、容量615Lのトランクへの影響は最小限に抑えられるだろう。

VWは、まだ技術的な詳細を公表していないが、独ヴォルフスブルク本社の関係者は、新しいティグアンGTEと同様に、アルテオンGTEをサルーンとシューティングブレークの形で提供する計画があると明かしている。

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