【7車種もあった】フォルクスワーゲンのSUV 大きいものから小さいものまで、まとめ 日本未導入車も

公開 : 2020.06.16 05:50

フォルクスワーゲンTクロス

2018年に発表され、翌2019年には先に発表されたTロックよりも一足早く日本市場に導入されたのが、現行のVWのSUVラインナップでは最もコンパクトな「Tクロス」だ。

その車名は、Tロック同様に「T」はVWのSUVであることを意味し、クロスはクロスオーバーに由来している。

フォルクスワーゲンTクロス
フォルクスワーゲンTクロス    フォルクスワーゲン

TロックがゴルフをSUV化したモデルなら、Tクロスは弟分のポロをSUV化したモデルといえる。

サイズは、全長4115×全幅1760×全高1580mmと、全幅で3ナンバーサイズとなるがコンパクトで取り回しが良い。それでもルームスペースやラゲッジスペースは十分に広く、実用性も高い。

エンジンは、1.0Lの直3と1.5Lの直4のガソリンターボ、1.6Lの直4ディーゼルターボを搭載。駆動方式はFFのみ。日本仕様は今のところ1.0Lのみの設定だが、パワー的に走りに不満はない。

VWグループ・ジャパンではTクロスを「T(てぃー)さいSUV」というキャッチコピーで売り出し、サイズは小さくてもVWらしいクオリティの高さと、充実した装備で日本市場でも人気を呼んでいる。

フォルクスワーゲン・ニーヴァス

まだ正式発表はされていないが、VWのSUVには「隠し球」があるようだ。

2020年4月にティーザー画像が公開されたモデルの名は、ニーヴァス(Nivus)。「New Urban Coupe(ニュー・アーバン・クーペ)」がコンセプトだというが、これが果たして正式車名なのかは、まだわからない。

フォルクスワーゲン・ニーヴァス
フォルクスワーゲン・ニーヴァス    フォルクスワーゲン

ティーザー画像から想像すると、ポロをベースにしたクーペSUV、つまりTクロスのクーペ版ということになりそうだ。

全長と全幅はTクロスと同じくらい、全高は少し低められるだろう。Cピラーの傾斜角は、今までのどのVWのSUVより強められているようだ。

2020年中には正式発表される予定だが、新型コロナウイルス感染の影響次第では、2021年以降にずれ込む可能性もある。

日本市場、小型SUVが増殖中

軽自動車からスーパープレミアム・ブランドまで、SUVのブームは今もなお世界的に続いている。

日本市場のインポートカーでも、多くのブランドがSUVの豊富なラインナップを展開している。

VWのSUVたち
VWのSUVたち    フォルクスワーゲン

少し出遅れた感のあったVWも、ラインナップを広げてライバルたちに追いつきつつあるようだ。

日本市場では、日産キックストヨタヤリス・クロスなど、コンパクトSUVのニューモデル登場が控えている。

もともと小型車を得意とするVWであるから、TクロスやTロックも鎬を削り合うはず。

世界でも、日本でも、しばらくはVWのSUVに注目しておいたほうが良さそうだ。

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