【プレチャンバー採用】マセラティMC20最新画像 新開発3.0L V6ツインターボ、630ps 9月発表へ

公開 : 2020.08.24 11:20

マセラティの新型車「MC20」がテストする姿が撮影されました。スポーツカーらしいスタイリングに、まったく新しいネプチューンと呼ばれるV6エンジンを搭載。MC12を超えるパワーを発揮するそうです。

もくじ

欧州時間の9/9発表へ
3.0L V6ツインターボに新技術
電動パワートレインの可能性も

欧州時間の9/9発表へ

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)

9月9日(欧州時間)の正式デビューに先立って、新型スポーツカー「マセラティMC20」が公道でテストを行う様子が撮影された。

カモフラージュされたプロトタイプからは、これまでで生産モデルに最も近いと思われる、外観を確認することができる。

マセラティMC20 プロトタイプ
マセラティMC20 プロトタイプ

切り込まれたボディと低いスタンスにより、スポーツカーらしいスタイリングとなっている。

また、中央に取り付けられた2つのテールパイプに加えて、リアのホイールアーチ周辺にはエアインテークと、ボディ後端には小さなリップスポイラーを備えていることが判明した。

3.0L V6ツインターボに新技術

MC20は、ネットゥーノ(イタリア語で海神「ネプチューン」)と呼ばれる、まったく新しい専用V6エンジンを搭載する予定となっている。

ツインターボ搭載の3.0Lガソリン・ユニットで、630ps/74.4kg-mを発揮し、マセラティ史上最も強力な生産モデルであるスーパーカー「MC12(2005年)」をわずかに超えるパワーを提供する。

マセラティMC20 プロトタイプ
マセラティMC20 プロトタイプ

「F1から派生したテクノロジーにより、エンジン効率、パフォーマンス、および燃費が向上する」と言われており、スーパーカースタイルのドライサンプ、メインの燃焼室とスパークプラグの間の「プレチャンバー(燃焼を促進)」、全回転域でたしかな燃焼を確保するためのセカンダリー・プラグが採用される。

また、ツイン噴射燃料システムは、騒音、排気ガス、燃費を改善する効果があるという。

この新しいパワープラントは、最初にMC20に搭載されるが、その後ほかのモデルにも搭載可能になると言われている。

電動パワートレインの可能性も

この新しいスーパーカーは、スターリング・モスに敬意を示し、特別ペイントを施したプロトタイプをすでに披露している。

この特徴的なカモフラージュは、1958年にモンツァ・サーキットでモスがハンドルを握りデビューを飾った、歴史あるエルドラド・シングルシーターのペイントにインスピレーションを得たものだ。

マセラティMC20 プロトタイプ
マセラティMC20 プロトタイプ

マセラティはMC12の世界的な成功を受けて、モータースポーツ界への回帰を示すモデルであるMC20のプロトタイプを、モスへ捧げるモデルとして選んだと述べている。

また、「マセラティ・コルセ」のエンブレムを授けられた限定車「MC12コルセ」から“自然な進化”を遂げたモデルになると付け加えた。

昨年11月、同社はアルファ・ロメオ4Cベースの開発車両を使用し、パワートレインの公道テストを行っていたが、最新の画像の車両は、生産モデルに近いボディーワークを備えているようだ。

アルファ・ベースの車両は「マセラティによって開発および製造された、まったく新しいパワートレイン」を搭載するために使用されていた。

MC20は、2018年に生産が予定されていたコンセプトカー「アルフィエーリ」の量産バージョンであると予想されていたが、アルフィエーリは、フロントエンジンの2+2シートレイアウトのクーペであり、ミド・エンジンのMC20とは大きく異なっている。

MC20に他のパワートレインが搭載されるかどうかは、明らかにされていないが、マセラティは最新の事業計画の発表時に、「電動パワートレイン」に対応するため、モデナの生産ラインをアップグレードすると述べている。

何らかの形のハイブリッド技術が追加される可能性や、完全なフルEVバージョンの登場も期待されている。

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