【ISG付き直列6気筒採用】メルセデス・ベンツEクラス E450カブリオレ 小変更

公開 : 2020.08.24 10:20

マイナーチェンジに伴い、新しいデザインと直列6気筒エンジンを獲得したEクラス・カブリオレ。BMW 6シリーズのカブリオレが消え、ライバル不在といえる状態にあります。想像以上に運転が楽しめると、英国編集部は評価します。

もくじ

ISG付き新6気筒エンジンを搭載
目的地までゆったりドライブを楽しむ
穏やかな足まわりながら高い動的性能
このクルマなら6気筒エンジンを選びたい
メルセデス・ベンツEクラス E450カブリオレ(欧州仕様)のスペック

ISG付き新6気筒エンジンを搭載

text:Simon Davis(サイモン・デイビス)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
BMWが6シリーズのカブリオレをやめて以来、Eクラスのカブリオレは、少し大きい4シーターの高級コンバーチブル市場で独占的な位置にある。

アウディS5にもカブリオレはあるが、ひと回り小さく、Eクラスほどラグジュアリーではない。8シリーズのカブリオレは動的性能に重心が偏っているし、ライバル関係でいえばSクラス・カブリオレが相当する。

メルセデス・ベンツEクラス E450カブリオレ(欧州仕様)
メルセデス・ベンツEクラス E450カブリオレ(欧州仕様)

競争相手が不在といえる状態で、Eクラス・カブリオレは短いながら平穏な時間を過ごせていたのかもしれない。それでも5代目Eクラス、W213型の高評価を末期まで保つため、リフレッシュが施された。

2020年に、Eクラス全体でフェイスリフトされている。今回試乗するE450カブリオレも同様。もちろんメルセデスAMGのE53も、足並みをそろえている。しかも、内容は小さくない。

新しいEクラスに共通する、アグレッシブ感を増したフロント周りのデザインに加えて、インテリアもアップデート。E450のエンジンは、これまでのツインターボV6から、新しい3.0Lの直列6気筒シングルターボ・ユニットへ置き換わった。

このエンジンはM256型と呼ばれ、最新のCLSやSクラス、GLEも採用するユニット。メルセデス・ベンツがEQブーストと呼ぶ、電圧48Vによる統合型スターター・ジェネレーター(ISG)を搭載する。エンジンをアシストしつつ、滑らかな加速を実現している。

E450の設定では、エンジン単体で367psと50.9kg-mを発生。さらにEQブースト・システムが、22psと25.3kg-mを加算する。

目的地までゆったりドライブを楽しむ

トランスミッションは、マイナーチェンジ前と変わらず9速AT。4マティックと呼ばれる四輪駆動だ。

目的地までゆったりドライブを楽しむクルマとして、Eクラス・カブリオレは好適。豪華な車内で最初に気づくのは、真新しいデザインのステアリングホイールだろう。

メルセデス・ベンツEクラス E450カブリオレ(欧州仕様)
メルセデス・ベンツEクラス E450カブリオレ(欧州仕様)

センターボスは大きくなり、数多く並んでいたボタンは、スポーク上のタッチセンサーへ置き換わっている。見事に仕立てられたレザー内装を、視覚的に引き立てる存在感がある。

シャープな画像で反応の良い、大きなモニターがダッシュボード上部に鎮座。トラディショナルな木パネルがアクセントを加え、独特な雰囲気のインテリアに仕上がっている。

シートは大きく快適。サイドサポートも充分で、ゆったりと流すだけでなく、速いペースで走る時も身体を優しく支えてくれる。シートの位置や角度調整の幅も大きい。

シートヒーターに加え、ヘッドレスト付近からエアコンの風が流れる「エアスカーフ」も装備。寒い日の長距離ドライブでも、ルーフを開く勇気を与えてくれる。積極的にオープンで走りたい。

オープン状態では、高速走行時の風切り音は大きい。だが、フロントガラス上に伸びるエアキャップと呼ばれるディフレクターを用いれば、ロングヘアーが乱気流でもみくちゃにされることはないだろう。

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