【価格/内装/スペックは?】GRヤリス カタログモデル発売 RZ/RS/RCを解説 GRパーツも登場

公開 : 2020.09.04 13:30  更新 : 2021.03.05 18:45

「GRヤリス」のカタログモデルが、日本発売されました。グレードは、RZ(RZハイパフォーマンス)、RS、RCを用意。それぞれの価格、スペック、特徴を解説します。カスタム・パーツも新たに登場するようです。

はじめに GRヤリスとは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

9月4日、トヨタはGRヤリスの販売を開始した。

GRヤリスは今年の東京オートサロンでワールドプレミアされ、6月30日まで限定モデルが先行Web予約を受付けていたが、今回カタログモデルの発売が発表された。

GRヤリスRZ(エモーショナルレッドII)
GRヤリスRZ(エモーショナルレッドII)

GRヤリスは、トヨタGAZOOレーシングWRT(ワールド・ラリー・チーム)に学んだ「WRCで競争力あるクルマづくり」や開発初期からの社外プロドライバーによる評価によって、世界のあらゆる道でも思いどおりに操れ、「誰もが安心して意のままに運転できる」クルマとして誕生した。

具体的には、アッパーボディにアルミ素材のエンジンフード、バックドア、ドアパネルに加え、形状自由度の高いSMC工法で成形されたCFRP素材のルーフパネルを採用。軽量化を図りながら優れた空力性能を示す強固な3ドア・ボディとした。

さらに、前後のサスペンション・セッティングの最適化を行うなど、WRCを通じてユーザーが普段走っている世界のさまざまな道を知り、人とクルマを鍛える「もっといいクルマづくり」で蓄積してきた知見やノウハウを注いだオリジナルモデルになる。

日本仕様のGRヤリスには、RZ、RS、RCの3グレードを設定している。では、それぞれのグレードの概要を紹介していこう。

GRヤリス「RZ」 特徴・価格

「RZ」は、卓越した走行安定性、圧倒的な加速と気持ちの良いエンジン回転数の伸びを体感できる高出力モデルだ。

最高出力272psと最大トルク37.7kg-mを発生する、小型軽量ハイパワーの新開発1.6L直3直噴インタークーラー・ターボエンジン、G16EーGTS型を搭載する。

GRヤリスRZハイパフォーマンス(プラチナホワイトパールマイカ)/内装
GRヤリスRZハイパフォーマンス(プラチナホワイトパールマイカ)/内装

組み合わされる6速マニュアル・ミッションには、シフトのアップ/ダウン時にエンジン回転を合わせてくれるiMT(インテリジェントMT)を採用。

駆動方式は、多板クラッチによる前後駆動力可変システムを採用した新開発のスポーツ4WDシステム、GR-FOUR(GRフォー)だ。

RZには、より限界性能を高めた「RZハイパフォーマンス」も設定される。こちらは、冷却スプレー機能付き空冷インタークーラー、BBS製の鍛造アルミホイール、ミシュラン製パイロットスポーツ4Sラジアルタイヤに加えて、前後のデフにトルセンLSDを標準装備する。

消費税込みの価格は、RZが396万円、RZハイパフォーマンスが456万円となっている。

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