【山梨交通】かつて路面電車が走った甲府に、和魂漢才の電気バスは走るか? 中国製バス車体・日本製バッテリー

公開 : 2020.09.07 11:55  更新 : 2020.09.07 12:03

日本メーカー 追いつけるのか

「パソコンとクルマとは違う!」といわれるかも知れないが、制御系の電子化や構成部品の汎用化・モジュラー化が進んできた現代のクルマは多分にパソコン的であり、技術的なノウハウが蓄積されていけば10年・20年後には逆転されていてもおかしくはないだろう。

今回見たアルファバスe-City L10は、隣に並んだいすゞ・キュービックと比べてもかなり大柄であった。

典型的なノンステップバスの内装。つり革や手すり、停車ボタンもまんま日本の路線バス仕様に架装されている。
典型的なノンステップバスの内装。つり革や手すり、停車ボタンもまんま日本の路線バス仕様に架装されている。    戎 大介

甲府の市街地をクルマで走ってみると道幅の狭さや細い路地が多いことに気付く。実際に常磐ホテルの周辺を走っている山梨交通の路線バスもこのいすゞよりもさらに小さな車体であることが多い。

故にこのL10が全面的に採用されるとは思えないが、今までも他に先駆けてCNG(液化天然ガス)車や水素燃料車の導入を積極的に行ってきた山梨交通である。

かつてボロ電が走った道を近い未来、電気バスが走っていてもおかしくはないだろう……などと甲府に来て1年あまりのAUTOCAR記者は夢想するのであった。

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