【身近に本物のMを味わう】BMW M3(E36型) 直6初採用の2代目 英国版中古車ガイド

公開 : 2020.09.07 10:20  更新 : 2021.07.12 18:45

2代目となるE36型のBMW M3は、直列6気筒エンジンを初めて搭載したM3です。初代と3代目の間に挟まれ、やや影の薄いことは確か。そのかわり、比較的手頃な価格でオーナーになれると英国編集部は指摘します。

Mディビジョンとして充分に優れた内容

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
translation:KENJI Nakajima(中嶋健治)

 
間もなく登場予定の、6代目BMW M3。従来以上に高められた馬力と操縦性で、スーパーカー顔負けのパフォーマンスが約束されている。最新G20型M3が姿を表す前に、過去のM3を一度振り返ってみるのも悪くない。

驚くほど刺激的な初代、E30型M3は、いまも特定の世代にとっては憧れのクルマなはず。3代目E46型M3に登場したCSLは、軽量なスポーツクーペの名答として、高い支持を保っている。

BMW M3クーペ(E36型/英国仕様)
BMW M3クーペ(E36型/英国仕様)

この間に挟まれる形なのが、2代目E36型のM3。初代や3代目に並ぶ評価は得られず、愛好家やコレクターからの注目度も、前後と比べると高いとはいえない。

かといって、Mディビジョンが生み出したモデルとして、充分に優れた内容を備えている。直列6気筒エンジンを搭載し、日本へは正式に未導入ながら、コンバーチブルや4ドアサルーンも選べた最初のM3だったのだから。

S50型と呼ばれた3.0Lのストレート6は、充分にパワフル。前期型では290psと32.5kg-mを発生した。

1995年後半にフェイスリフトを受け、排気量を3.2Lへ拡大。320psへパワーアップを果たす。ウインカーはオレンジからクリアレンズとなり、MTは6速へアップデート。M3としては初めて、ATも選べた。

動的性能で勝るのは、カブリオレや4ドアサルーンよりも、2ドアクーペ。E36型M3では、全体の販売台数の3分の2を占め、今でも人気のボディタイプだ。

鮮やかなボディカラーも特長

純正状態が保たれているクルマの取引価格は、かなり幅がある。英国の場合、3.0Lのコンバーチブルで、1万ポンド(138万円)くらいから。3.2Lの後期型クーペのMT車なら、程度が良くなると2万5000ポンド(345万円)ほどに上がる。

今流通するM3は多くの場合、所有歴に注意が払われている。整備記録もしっかり残っているのが通例。車高が下がり、社外ホイールを履き、ニュルブルクリンクのステッカーが貼られているような場合、ハードなカーライフに寄り添ってきた可能性は高い。

BMW M3クーペ(E36型/英国仕様)
BMW M3クーペ(E36型/英国仕様)

E36型のM3では、エストリル・ブルー、ムジェロ・レッド、デイトナ・ブルーメタリックといった特別色のボディで販売された。中でも最も特徴的なのが、鮮やかなダカール・イエローだろう。あまり流通量は多くはないけれど。

選ぶ際は、ボディパネルの色が見えない部分で異なっていないか、注意したい。E36型でもBMW M3は、今の基準でいっても速い。過去の事故歴が、ないとはいえない。

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