【2020年のベスト・ワンボックス】シトロエン・ベルランゴ  大きなボディに沢山の楽しさ 英国の評価

公開 : 2020.12.27 05:45  更新 : 2021.03.05 21:42

英国で大きな荷物や大家族が移動するなら、オススメのモデルはシトロエン・ベルランゴ。必要なニーズをまかなえつつ、運転がつまらないとは感じさせません。手頃な価格と、考え抜かれたパッケージ。シトロエンというブランドも魅力です。

もくじ

ポップなデザインと圧倒的な実用性
以前から快適で有能だったベルランゴ

ポップなデザインと圧倒的な実用性

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
なぜボディの大きなクルマを選ぶのか。ロールス・ロイスやベントレーなどの豪華さに感心がない限り、実用性を求めているからだろう。大勢の人や、沢山の荷物を運ぶため。

そのニーズを見事に叶えるモデルこそ、シトロエン・ベルランゴ。個性的なデザインと、メルセデス・ベンツSクラスのような乗り心地を備えている。先進的な運転支援システムも付いている。

シトロエン・ベルランゴ(英国仕様)
シトロエン・ベルランゴ(英国仕様)

車内空間を優先するような、ボクシーなスタイリング。全長の異なる2つのボディで、定員は5名か7名(日本未導入)かを選べる。荷物の出し入れを考えれば、スライドドアは便利だ。

テールゲートは大きく開き、開口部の高さは低い。荷室の隅々まで有効に使える。リアシートを畳めば、さらに広大な荷室が生まれる。

充分な頭上空間と、飛行機のような高い位置の荷物置きも付いている。それでいて、立体駐車場にも入れる全高に留めている。

狭い道でも運転しやすいように、ボディの側面はフラット。シートは快適ながら、着座位置はアップライト。視認性は抜群だ。これらすべてを、ベルランゴのデザインは実現している。

ポップなデザインと、圧倒的な実用性。世界中の多くの人が、ベルランゴを愛している。

エンジンはグループPSAによる1.2Lの3気筒ガソリンターボか、クリーン・ディーゼルが選べる。8速ATを指定することもできる。

以前から快適で有能だったベルランゴ

加えて、衝突被害軽減ブレーキやヘッドアップディスプレイ、エアコン、リアカメラなど、装備も充実。個性的なボディカラーと、ホイールデザインが選べる。

インテリアのトリムグレードは多くはない。実用性を重視するオーナーは、あまり装飾的な部分を気にしないからだろう。高い値段へ反映することもわかっている。レザーシートは、必要ないのだ。

シトロエン・ベルランゴ(英国仕様)
シトロエン・ベルランゴ(英国仕様)

快適性や乗り心地も優秀。ガソリンターボもディーゼルターボも、最高出力は130psだから、速度が上がるほど高い回転数になる。それでも、充分に車内は静か。

ベルランゴは、以前から快適で有能だった。オーナーは、以前からそれを知っていた。先代も、多くの人が大切に乗っている。新しくなったベルランゴは、従来の良さを見事に受け継いでいると思う。

審査員コメント

Matt Saunders(マット・ソーンダース)

大きなボックス・ボディの実用的なクルマは、派手な高級ブランドのクルマより、今どきは家族受けがイイはず。内心は、違うかもしれないけれど。

大きなバンのような、シトロエン・ベルランゴの魅力。それは、プレミアム・モデルへの価値観を逆転させるほどの、訴求力を備えているから。それだけに、ドライバーの充足度も高い。

シトロエン・ベルランゴのオーナーの中には、アンチ・ステータス的な清々しさを感じている人もいるだろう。高い金額を支払わなくても、満足できるクルマは手に入るのだ。

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