【725kgに431ps】ラディカルSR10に試乗 フォード製2.3Lユニット サーキット専用スポーツ 後編

公開 : 2020.12.09 10:25

SR10も良いけれど、SR3 XXもイイ

コーナリングはSR10に匹敵するほど速く、サウンドも素晴らしい。スズキ製のエンジンは1万rpmを超えて吹け上がり、限界領域での対処が容易だから、ドライバーの自由度もより高い。ドライビングへの陶酔度では、SR3 XXの方が高いと筆者は感じた。

SR3シリーズなら、登場からすでに20年が経過している。型落ちで構わなければ、英国なら2万ポンド(270万円)程度から探すことができる。実際、自宅に帰って調べてみたら、中古車サイトに何台か載っていた。

ラディカルSR10(英国仕様)
ラディカルSR10(英国仕様)

それでも、筆者はSR10が欲しい。フォード製エンジンはパワフルで、質感はイマイチでも、長期的な信頼性には優れる。そんなユニットがラディカルで選べるとは、うれしい事実だ。ラディカルのスポーツカー・ラインナップとして、とても訴求力があると思う。

素晴らしいSR3シリーズと同様に、このラディカルSR10も成功することを祈っている。

ラディカルSR10(英国仕様)のスペック

価格:10万5000ポンド(1417万円/税別)
全長:−
全幅:−
全高:−
最高速度:281km/h(予想)
0-100km/h加速:2.8秒(予想)
燃費:−
CO2排出量:−
車両重量:725kg
パワートレイン:直列4気筒2261ccターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:431ps/6900rpm
最大トルク:52.4kg-m
ギアボックス:6速シーケンシャル・マニュアル

おすすめ記事

 

試乗記の人気画像