【エンジンはスズキ・ハヤブサ】MKインディ RRハヤブサに試乗 車重480kgに202ps

公開 : 2021.02.02 10:25  更新 : 2021.04.12 14:36

ケーターハム・セブンに似た容姿のMKインディ。バイク界のモンスター、スズキ・ハヤブサの4気筒エンジンを搭載したスポーツマシンです。英国編集部が評価しました。

エンジンはGSX-1300Rハヤブサ用

text:Matt Prior(マット・プライヤー)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
ドイツの小規模な自動車メーカー、MKモータースポーツ社。運転すれば思わず夢中になってしまう、2シーター・スポーツのインディをこれまで4000台ほど生産している。

インディの構成は多彩。マツダMX-5(ロードスター)がベースの仕様から、サーキット走行前提のオーダーメイド仕様まで、お好みのクルマに仕上げられる。

MKインディ RRハヤブサ(欧州仕様)
MKインディ RRハヤブサ(欧州仕様)

今回試乗したインディRRは、スズキ製バイクのGSX-1300Rハヤブサ用エンジンを搭載。相当にスパルタンなインディといえるだろう。

多くのセルフビルド・モデル同様に、シャシーやボディなど専用コンポーネントが用意されるが、メカニズムはベースモデルが存在している。以前はフォード・シエラだったが、現在でも多くはフォード由来だという。

英国なら、購入者が組み立てる前提のキット状態で、1万8877ポンド(264万円)から手に入る。エンジンば含まれない。あるいは、エンジンも含めて完成した状態なら、2万5000ポンド(350万円)程度からオーナーになれる。

フロントガラスやロールケージなど、オプションも数多い。リストは200項目にも及び、選び始めるとうっかり時間を費やしてしまう。

このインディRRの場合、鮮やかなイエローに塗られたボディはグラスファイバー製。ケーターハムのようにアルミパネルは用いられていない。ホイールは、筆者好みの13インチ。そのほか、かなりレーシーなアイテムが装備されている。

設定が決まればポテンシャルはかなり高い

完成度でいえば、ケーターハム・セブンの方が高いように見える。だがインディRRもとても機能的で、細部まで良くできている。

シーケンシャルのトランスミッションもGSX-1300Rハヤブサ譲りで、ステアリングホイールの裏側にセンターヒンジのシフトパドルが1本付く。バイクのように変速できる。

MKインディ RRハヤブサ(欧州仕様)
MKインディ RRハヤブサ(欧州仕様)

1速へは押してつなぎ、以降のシフトアップは引っ張る。1速と2速との間に、ニュートラルがある。

ハヤブサだけでなく、バイクにはバックギアがない。そこでMKは、フライホイールに取り付けられた電気モーターを使うことにした。バッテリーの負担は高いと思うが、上手に扱えばとても有効に機能する。

もちろん、インディRRの要は前進。試乗車の場合、最高出力は200ps以上。車重は500kgを切るという。

サスペンションは、ボールジョイントのウイッシュボーン式。ダンパーはプッシュロッドで動く。リアにはLSDも付いている。今回のファクトリー・デモカーのように、セッティングが決まればポテンシャルはかなり高い。

タイヤはフロントが185/60 R13、リアが205/60 R13のトーヨー・プロクセス。乗り心地はとても落ち着いたものだった。わだちで足を取られることもなく、アシストなしのステアリングは感触に優れる。ロックトゥロックは2.5回転だ。

動的性能も素晴らしい。エンジンはとても甘美に、吸い込まれるように吹け上がる。6速に入れて100km/hほどで、回転数は5000rpm。レブリミットは1万500rpmに設定されている。

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