【GLBベースの電動SUV】新型メルセデス・ベンツEQB ティザー画像公開 航続距離500km

公開 : 2021.04.17 18:45  更新 : 2021.04.27 07:05

メルセデスが新型EQBを一部公開。広い室内空間を持つ7人乗りの電動SUVとして年内に欧州発売見込みです。

5台目の完全電動モデル

text:Piers Ward(ピアーズ・ワード)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

メルセデス・ベンツは、上海モーターショーに向けて、新型の電動SUV「EQB」を一部公開した。EVのラインナップ拡充に余念がない。正式発表は4月18日を予定。

EVでは比較的珍しい7人乗りで、最大1700Lのトランク容量を持つEQBは、内燃機関搭載のGLBと共通の改良型プラットフォームを採用している。

メルセデス・ベンツEQBのティザー画像
メルセデス・ベンツEQBのティザー画像    メルセデス・ベンツ

しかし、GLAをベースにしたEQAと同様に、EQBにも専用のフロントおよびリアのデザイン要素、専用ホイールなど、細部のデザイン変更が施され、空気抵抗係数を0.30以下に抑えることができると言われている。

技術的な詳細はまだ発表されていないが、60kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は約500kmになるという。前輪に1基、後輪に1基の電気モーターを搭載するが、これは兄弟車のEQAと同様のレイアウトだ。

GLBは、メルセデスのMFA IIプラットフォームを採用した8番目のモデルであり、ホイールベースは中国限定のロングホイールベースのAクラスセダンと同じ。ホイールベースは2789mmと、他のAクラスモデルよりも60mm長く、リアオーバーハングが比較的長いため、GLBはGLAよりも広いラゲッジスペースを持つ。

EVのEQBは、ハンガリーと北京で生産され、まず中国で発売された後、今年後半には欧州でも販売が開始される。米国では2022年に発売される予定だ。

EQBの登場により、メルセデスのEVは、EQA、EQCEQVEQSの5車種に拡大される。また、今年後半にはEQEセダンと、さらに2台の電動SUVが発表される予定だ。

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