【販売とブランド力強化】三菱、米国でのディーラー網拡大 10事業者と提携

公開 : 2021.04.19 06:45

三菱の北米法人は、ディーラー網の大幅な拡大を発表しました。店舗の環境も改善し、イメージ向上を図ります。

店舗改装などディーラー網強化

text:Takuya Hayashi(林 汰久也)

三菱自動車の北米法人(MMNA)は15日、米国でのディーラーネットワーク拡大を発表した。オハイオ州、ノースカロライナ州、テキサス州など7つの州にある10の事業者と提携し、販売力の強化を図る。

また、三菱はワシントン州スポケーンにあるディーラー「Arrotta’s Mitsubishi」の店舗の改装が完了したことも明らかにした。Arrotta’s Mitsubishiはワシントン最大規模の独立系ディーラーの1つで、昨年の夏に三菱のフランチャイズに参加した。

三菱エクリプスクロス
三菱エクリプスクロス    三菱

三菱によると、Arrotta’s Mitsubishiの店舗は同ブランドのビジュアル・アイデンティティ・プログラムに基づいて大規模な改装が行われ、販売およびカスタマーサービスの環境を改善するという。

ビジュアル・アイデンティティ・プログラムは、三菱のブランドメッセージである「Drive your Ambition」と連動して、高品質な店舗環境で顧客の消費体験を向上させることを目指すものだ。黒とグレーを貴重としたクールで落ち着いた外観に、ブランドカラーに合わせた赤がアクセントとなっている。

三菱はこのプログラムにより、米国におけるショールームやサービス拠点全体でクリーンなイメージを高め、高級感のあるブランド・ストーリーを伝える狙いだ。

米国事業の若返りを目指す

MMNAの最高執行責任者であるマーク・チャフィンは、次のように述べている。

「わたし達は、ディーラーパートナーとの車両購入体験のあらゆる側面に投資し、改善し続けています。そして、10社の新しいパートナーが三菱自動車ブランドに加わることを嬉しく思っています」

米国の三菱ディーラー
米国の三菱ディーラー    三菱

「2021年は、三菱にとって極めて重要な年であり、1台の新型車と3台の改良モデルが登場します。新旧を問わず、三菱ディーラーにとってはエキサイティングな時期であり、この機会を最大限に活用して相互に成功するために、すべてのディーラーパートナーと協力していくことを楽しみにしています」

全米各地で新たに開設・改装されたこれらの施設は、三菱とその米国における事業のあらゆる側面を若返らせるための計画における最新のステップとされている。

MMNAはテネシー州フランクリンに本社を置き、カリフォルニア州、ジョージア州、ミシガン州、ニュージャージー州、テキサス州、フロリダ州、バージニア州に事業所を展開しており、8000人を超える従業員を直接的・間接的に雇用している。

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