【10年の歴史に幕】ランボルギーニ・アヴェンタドール 最終モデル発表 最高出力780ps

公開 : 2021.07.08 18:45

2011年に発売されたアヴェンタドールの最終モデル「LP 780-4 Ultimae」が発表されました。

最後の非電動V12モデル

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

ランボルギーニアヴェンタドールは、発売から10年が経過し、限定生産のLP 780-4 Ultimaeエディションで幕を閉じることになった。

Ultimaeエディションは、「象徴的なV12スーパースポーツカーと燃焼エンジンの最終生産モデルを祝うもの」と説明されている。

ランボルギーニ・アヴェンタドールLP 780-4 Ultimae
ランボルギーニ・アヴェンタドールLP 780-4 Ultimae    ランボルギーニ

ランボルギーニの由緒ある自然吸気12気筒エンジンは、アヴェンタドールの後継モデルで使用されるのが最後になるが、完全EVへの橋渡しとなるハイブリッドシステムを備えている。

LP 780-4 Ultimaeでは、この6.5Lエンジンはアヴェンタドールの最上位モデルであるSVJよりも10ps多い780psを両アクスルに供給(車名の由来)する。つまり、ランボルギーニ最後の純燃焼V12モデルは、これまででで最もパワフルなモデルでもあるのだ。

アヴェンタドールをベースにしたエッセンツァSCV12は830psを発生するが、サーキットでの使用に限定されている。

栄冠のフラッグシップ

Ultimaeは73kg-mのトルクを発生。0-100km/h加速のタイムはわずか2.8秒、最高速度は355km/hで、公道走行可能な最速のアヴェンタドールという栄冠を手に入れた。

SとSVJの「最高のコンポーネントを採用」した独自のスタイリング・パッケージによって、他のアヴェンタドールとは視覚的に差別化されている。

ランボルギーニ・アヴェンタドールLP 780-4 Ultimae
ランボルギーニ・アヴェンタドールLP 780-4 Ultimae    ランボルギーニ

350台のクーペと250台のロードスターは、それぞれにシリアルナンバー入りのプレートを付けて販売される。

オプションとしては、グレーにレッドのアクセントをあしらったカラーリングを用意。ロードスターにはカーボンファイバー製のルーフパネルを装着することも可能だ。

価格はまだ明らかにされていないが、40万ポンド(6000万円)以上からと予想されている。

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