サイズはやや大型化？

BMWは、第3世代となる次期X1の公道テストを行っている。プロトタイプの姿がカメラに収められた。

ハッチバックの1シリーズと密接な関係にあるX1は、2022年前半に新型のデビューを目指していると思われる。だが、現行モデルが2015年に発売され、最近フェイスリフトも施されたばかりであることを考えると、2022年中に発売されることはないだろう。

次期X1のデザインは、新型X2や新型1シリーズのデザインを踏襲したものになるようだ。キドニーグリルを大型化したほか、全体的に角張った形状になっている。また、X2と区別するために、わずかに大きくなり、ルーフラインもより直立したデザインになっているようだ。

完全電動モデルの登場も近い

インテリアでは、最新世代のインフォテインメント・システム、快適装備、安全機能が採用されるだろう。しかし、もっと興味深いのは、用意されるパワートレインの種類だ。

新型X1には、現行モデルのUKLプラットフォームを大幅に改良したものが採用されると予想されている。その詳細はまだ公式には発表されていないが、BMWは先月、次期X1のEVバージョン（iX1と命名される可能性が高い）が2023年までに登場することを明らかにした。

EVの「iX1」は、従来のガソリン車、ディーゼル車、プラグイン・ハイブリッド車と並んで販売される。詳細は明らかになっていないが、iX3と同じ286psのシングルモーター後輪駆動方式を採用し、WLTPサイクルで航続距離460kmを実現すると期待される。

BMWは、2023年までにさらに25台の電動化モデルを導入する計画だ。iX1はその中でも販売台数に貢献するモデルとなるだろう。小型クロスオーバーのX1の人気は高く、2019年は欧州だけで約11万台が登録された。

画像　目撃されたプロトタイプ【現行やX2、1シリーズと写真で比較】　全120枚