【まさかのスライドドア】スズキ新型軽「ワゴンRスマイル」 価格/サイズ/内装を解説

公開 : 2021.08.27 10:32  更新 : 2021.10.11 13:48

ワゴンRスマイル パワートレイン&シャシー

パワートレインは基本的にワゴンRと同じ。

2019年末に2代目ハスラーが登場したときから採用され、現行型ワゴンRにも搭載されるR06D型エンジンと、上級グレードにはモーター機能付き発電機のISGを組み合わせたマイルドハイブリッドを搭載している。

スズキ・ワゴンRスマイル・ハイブリッドX(2WD/CVT/新色コーラルオレンジメタリック+アーバンブラウン2トーンルーフ)の前後席内装
スズキ・ワゴンRスマイル・ハイブリッドX(2WD/CVT/新色コーラルオレンジメタリック+アーバンブラウン2トーンルーフ)の前後席内装    前田恵介

エンジン単体で最高出力49ps/最大トルク5.9kg-mを発生し、マイルドハイブリッド車ではさらにISGが最高出力2.6ps/最大トルク4.1kg-mを発生。

マイルドハイブリッド車はモーターのみでの走行はできないが、加速時などにアシストを行う。

組み合わされるトランスミッションは、R06D型と同時に採用された軽量化/高効率化を実現したCVTだ。駆動方式は、2WD(FF)と4WDを用意している。

なお、ワゴンRスティングレーにはラインナップされているターボ車は、今のところワゴンRスマイルには設定されていない。

シャシーには、操縦安定性・乗り心地を高める構造用接着剤を要所に適用。

吸音性能を有する成形天井材、ルーフパネルとメンバー接合に減衰力の高いマスチックシーラー、ダッシュインナー/フード/ダッシュアウターサイレンサー、全面フェルトの一体成形カーペット、フェンダー内の遮音壁、遮音バッフルなどの採用により、不快な音・振動を低減。快適な走行性能と、静粛性の高い室内空間を実現している。

また、最小回転半径4.4mというワゴンR譲りの取り回しの良さも維持された。

ワゴンRスマイル 装備

軽といえども安全装備は充実させなければ認められない現代。ワゴンRスマイルも、スズキの予防安全技術である「スズキセーフティサポート」を装着した。

衝突被害軽減ブレーキ、前後誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能などは、全車に標準装備。

デザイン性にもこだわるワゴンRスマイルには、発売当初から4種の「スタイルコーディネート」というアクセサリーを設定。画像は、その中の「カリフォルニア・スタイル」。
デザイン性にもこだわるワゴンRスマイルには、発売当初から4種の「スタイルコーディネート」というアクセサリーを設定。画像は、その中の「カリフォルニア・スタイル」。    スズキ

アダプティブ・クルーズコントロール(全車速追従機能付き)、ヘッドアップディスプレイ、標識認識機能、そして全方位モニター用カメラ(すれ違い支援機能付き)は、パッケージオプションで設定した。

細いフロントピラーやワイパー停止位置を下げることですっきりした前方視界をもたらし、基本安全として運転しやすく安心して乗れるクルマを実現。また、6つのSRSエアバッグを全車に標準装備して、万一の場合に備えた衝突安全にも抜かりがない。さらに、i-Size(新安全基準)適合のチャイルドシートが設置可能。

メーターパネル内にはマルチインフォメーションディスプレイを備えたり、オプションだがスマートフォン連携の9インチ・メモリーナビを設定したり、車両情報を見やすく、操作がしやすいインフォテインメントも充実している。

また、パッケージオプションではないが、4つのスタイルコーディネートをアクセサリーで設定。

チェック柄とストライプのデカールで落ち着いた雰囲気に遊び心をプラスした「ブリティッシュ・スタイル」。メッキ用品・足元のホイールアクセントでより大人っぽく魅せる「エレガント・スタイル」。

ルーフの白に合わせたホワイトコーディネートでより個性的な「カリフォルニア・スタイル」、黒や白の外装色に映える用品でクールさを強調した「モダン・スタイル」の4種類だ。

記事に関わった人々

  • 前田惠介

    Keisuke Maeda

    1962年生まれ。はじめて買ったクルマは、ジムニーSJ30F。自動車メーカーのカタログを撮影する会社に5年間勤務。スタジオ撮影のノウハウを会得後独立。自動車関連の撮影のほか、現在、湘南で地元密着型の写真館を営業中。今の愛車はスズキ・ジムニー(JB23)

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