【新ポータブルナビ】9型大画面 ケンウッド・ココデスEZ-950、スマホとは段違い

公開 : 2021.08.31 12:17  更新 : 2023.11.24 14:32

「ここです案内」を体験

ナビ機能での注目は、ネーミングの由来ともなっている「ここです案内」で、これも彩速ナビで好評のもの。

次の案内ポイントまでの距離を大きな文字やカウントダウングラフィックで示し、進むべき方向を特大の矢印で伝える。同時に交差点名も確認ができる。

案内ポイントの約100m手前になると、画面右がブルーからオレンジに変化。距離が近いことがわかる。
案内ポイントの約100m手前になると、画面右がブルーからオレンジに変化。距離が近いことがわかる。    浜先秀彰

しかも案内ポイントまでの距離が100mまで近づくとカラーがブルーからオレンジへと変化。曲がるタイミングを感覚的に認識できる。土地勘がない場所を走行する際などには特に頼りになる。

地図表示はシンプルでわかりやすさを最優先させたデザインを採用。独特の淡い色合いは目が疲れにくく案内ルートや自車位置表示を認識しやすい。

主要な施設は3Dアイコンで示されており、見た目もユニークだ。高速道路のSA/PAで電源を入れた際にドライバーに注意喚起する「逆走注意告知」、ゾーン30の設定区域を地図上確認できる「ゾーン30エリア表示」など、安全・安心をサポートする機能が備わる点も見逃せない。

自車位置測位については3軸ジャイロと3軸加速度センサーを搭載した3Dセンサーに、GPS/みちびき/グロナスの衛星電波受信を組み合わせている。測位精度はかなり高く、車両コンピューターから情報を取得しているAV一体型ナビに迫るほど。ビル街や山岳路などでも正確な位置を示せる。

エンタメ機能について

そしてエンタメ機能も充実。地デジについては家庭用の12セグとモバイル用のワンセグ、両方の電波を受信することができ、受信状況に応じて自動で切り替えられる。

背面に内蔵された2本のロッドアンテナを伸ばして使用するが、郊外での利用が多いのならばオプションのフィルムアンテナを接続するといいだろう。

ポータブル型としては珍しい12セグ対応。電子番組表なども見られ、受信設定も簡単だ。
ポータブル型としては珍しい12セグ対応。電子番組表なども見られ、受信設定も簡単だ。    浜先秀彰

本体側面にはマイクロSDカード用スロットを備え、映像(MP4)、音楽(MP3)、写真(JPEG)の再生が可能。自宅のパソコンなどからお気に入りのファイルを手軽に持ち込める。

ナビ画面とAVソース画面の2画面表示も可能だ。

ココデス・シリーズ 市場推定価格

今回取材した「EZ-950」を含め、ケンウッドのココデス・シリーズはオープン価格。市場推定価格は下記のとおりとなっている。

地上デジタルTVチューナー/SD対応ポータブルナビ
EZ-950(9V型/9月上旬発売予定):6万6000円前後

ワンセグTVチューナー/SD対応ポータブルナビ
EZ-750(7V型):4万9000円前後
EZ-550(5V型):3万8000円前後

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    浜先秀彰

    Hideaki Hamasaki

    千代田工科芸術専門学校写真科を卒業後、自動車専門誌編集部スタッフを経て、フリーランスライターとして独立。現在は執筆、編集、撮影を一人で行うことも多い。カーナビやドラレコのレポートを得意とするが、守備範囲はカスタムパーツや洗車ケミカル、車内小物までを含むカー用品全般となる。YouTube「カーグッズチャンネル」を2021年より運営。

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