【電動のネオクラシック】エリーゼ・ベースのテスラ・ロードスター 先進企業の起源 後編

公開 : 2021.10.31 07:05

クラシックカーとして次の世代

15年前にテスラが未来を指し示したロードスターは、今となっては過去のモノとなってしまった。ほぼ同時期に誕生したアップルの初代アイフォーンと同様に、搭載技術はすっかり古びている。

しかし、現在に所有する意味は大きい。テスラ・ロードスターの登場は、時代が変化した瞬間だった。純EV時代の幕開けを告げた1台であり、今に希望を与えてくれる存在でもあると思う。

テスラ・ロードスター(2008〜2012年/英国仕様)
テスラ・ロードスター(2008〜2012年/英国仕様)

電気モーターが、心から離れないような内燃エンジンに置き換わることはなさそうだ。だが、クラシックカーとして次の世代が存在するということも、ライトニング・グリーンの1台は証明してくれている。

テスラ・ロードスター(2008〜2012年/英国仕様)のスペック

英国価格:10万2895ポンド(新車時)/8万5000ポンド(1317万円)以下(現在)
生産台数:2450台
全長:3946mm
全幅:1851mm
全高:1126mm
最高速度:209km/h
0-97km/h加速:3.7秒
航続距離:392km
CO2排出量:−
車両重量:1255kg
パワートレイン:三相AC誘導モーター
バッテリー:リチウムイオン
最高出力:292ps/5-8000rpm
最大トルク:40.7kg-m/0-6000rpm
ギアボックス:シングルスピード

記事に関わった人々

  • 執筆

    アラステア・クレメンツ

    Alastair Clements

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ウィル・ウイリアムズ

    Will Williams

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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