【1シリーズ最強】BMW M135i 「エンジン音」がアップデート 欧州で一部改良

公開 : 2021.10.21 19:45

BMW M135iが欧州で改良を受け、ハンドリングの向上やエンジンサウンドの変更が行われました。

走りに磨き、新色追加も

BMWの主力モデル、1シリーズの最上位仕様である「M135i xドライブ」が、欧州で改良を受けた。2022年には、1シリーズ全体でフェイスリフトが予定されている。

今回の改良では、シャシーコンポーネントにサーキット走行を想定した変更が加えられるほか、エンジン音の変更やボディカラーの新色追加などが行われる。キャンバー設定やスプリング、ダンピングシステムの調整などにより、ハンドリングを向上させているという。

BMW M135i xドライブ
BMW M135i xドライブ    BMW

フロントサスペンションのウィッシュボーンには新しいハイドロマウントが取り付けられ、リアアクスルのトレーリングアームとコントロールアームのマウントも再設計されている。こうした変更により、ロールの挙動が大幅に改善され、ステアリングフィールも向上したとBMWは述べている。

また、「サウンド」も4気筒エンジンとツインテールパイプの組み合わせをよりよく表現するために手が加えられ、「特徴的な音響伴奏」を備えたM135i特有の音を実現しているとのこと。

性能面では変更はない。最高出力306ps、最大トルク45.8kg-mを発揮する2.0Lターボエンジンを搭載し、Mスポーツブレーキ、18インチホイール、リミテッド・スリップ・ディファレンシャルを標準装備している。

インテリアも同じだが、ボディのペイントカラーが追加され、ノンメタリックのMサンパウロイエロー、メタリックのフローズンオレンジとフローズンピュアグレーが選択できるようになった。

欧州での販売価格は確定していないが、3万7700ポンド(約590万円)前後を維持するものと予想される。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事

        ×