プジョー106 GTi/ラリー 英国版中古車ガイド 才能あふれるフレンチ・ハッチ

公開 : 2022.02.03 08:25  更新 : 2022.11.01 08:51

英国ではいくら払うべき?

2000ポンド(約31万円)〜3999ポンド(約61万円)

走行可能なプジョー106が英国では見つかる。GTiは多少のレストアが前提。サーキット走行で走り込まれた例もあるようだ。

4000ポンド(約62万円)〜5499ポンド(約84万円)

より状態の良い、1998年式以降のGTiが英国では探せる。ストラットタワーバーや大きなエアフィルターなどで、チューニングされた例も含まれる。

5500ポンド(約85万円)〜9999ポンド(約154万円)

プジョー106(1991〜2003年/英国仕様)
プジョー106(1991〜2003年/英国仕様)

状態の良いラリーが英国では探せる価格帯。走行距離の短いGTiも選べるようになる。

1万ポンド(約155万円)以上

英国では極上車が狙える。執筆時に16万kmを走った1998年式ラリーS2が、1万2995ポンド(約201万円)で売りに出ていた。

知っておくべきこと

英国の106GTi.co.ukというサイトには、エンジンマウントの交換や、注意したい不具合の対応方法まで、有用な情報がふんだんに掲載されている。英語だけれど。GTiに限らず、プジョー106全体へ共通する情報も多い。中古部品もネットを探せば入手可能だ。

英国で掘り出し物を発見

プジョー106 GTi 登録:1998年 走行距離:12万8700km 価格:2999ポンド(約46万円)

タイミングベルトにウオーターポンプ、スターターモーターなど、主要な部品が交換された106 GTi。ボディは溶接で一部が補修されているが、サビは少し残っている。クリア層が剥がれているから、再塗装が前提だといえる。金額を考えれば、妥当な状態だろう。

プジョー106 GTi(1998年/英国仕様)
プジョー106 GTi(1998年/英国仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョン・エバンス

    John Evans

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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