最高出力320ps超のミニ最強モデル? 次期カントリーマンPHEV 2023年発売見込み

公開 : 2022.03.07 06:05

次期ミニ・カントリーマン(クロスオーバー)には合計出力320psを超えるPHEVが導入される見込みです。

ミニ最強PHEV BMW 2シリーズの兄弟車

来年発売予定の次期ミニ・カントリーマン(日本名:クロスオーバー)PHEVは、ラインナップ最強の量産モデルになる見込みだ。

次期カントリーマンは、新型BMW 2シリーズ・アクティブツアラーとFAARプラットフォーム(前輪駆動)を共有し、同モデルおよび次期X1とともにドイツ・ライプチヒで生産される予定である。

次期ミニ・カントリーマンのレンダリング
次期ミニ・カントリーマンのレンダリング    AUTOCAR

ガソリンモデルおよびPHEVモデルを導入することになっており、最も強力な仕様では、現行のミニJCW GPにも匹敵する出力を持つ四輪駆動のホットハッチになる。

このパワートレインは、1.5L 3気筒ガソリンエンジンと出力176psの電気モーターを組み合わせ、合計出力326psを発生。現行のカントリーマン・クーパーS Eオール4の合計出力220psを大幅に上回る。

14.2kWhのバッテリーにより、EV走行距離もほぼ100%増の約88kmとなり、7.4kWhの充電器から2.5時間でフル充電が可能になるだろう。

全体的にサイズアップ 4本出しマフラーも

カントリーマンに高性能モデル用の「JCW」の名称が与えられるかどうかは未確定だが、ミニはすでにこの名称を電動化製品群に継承する意向を明らかにしている。

また、48Vマイルドハイブリッド技術を採用した最高出力170psの1.5L 3気筒および最高出力218psの2.0L 4気筒ターボガソリンエンジン、2.0Lディーゼルも用意される見込みである。合計出力244psと、ややパワーを抑えたPHEVも用意されるようだ。

目撃されたミニ・カントリーマンの高性能仕様と思われるプロトタイプ
目撃されたミニ・カントリーマンの高性能仕様と思われるプロトタイプ    AUTOCAR

さらにカントリーマンには、兄弟車のBMW X1と同様に完全EVモデルも追加される予定。現在のところ詳細は不明だが、内燃機関車と同様、前輪駆動が標準になると予想される。

昨年末、欧州で初めて次期カントリーマンのプロトタイプが目撃された。4本出しマフラー、スポーティーなアルミホイール、リアスポイラーなどアグレッシブな装備がその存在感を強調していた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

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