メルセデス・ベンツCLS、Eクラス・ステーションワゴン リコール届出 約4300台

公開 : 2022.04.28 06:45

メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・ベンツE 220dステーションワゴン、CLS 220dのリコールを届け出ました。

クーラントポンプの不具合

メルセデス・ベンツ日本は、2022年4月27日付で、メルセデス・ベンツE 220dステーションワゴン、およびCLS 220d(2018年4月24日~2020年7月29日輸入)計4331台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。

国土交通省によるとディーゼルエンジンに搭載されているクーラントポンプにおいて、軸受けシールの設計が不適切なため、作動の制御がおこなわれている負圧回路へ冷却水が浸入し、負圧回路の関連部品が作動不良を起こすことがある。

メルセデス・ベンツE 220dステーションワゴン、およびCLS 220d(2018年4月24日~2020年7月29日輸入)が対象
メルセデス・ベンツE 220dステーションワゴン、およびCLS 220d(2018年4月24日~2020年7月29日輸入)が対象

そのため、エンジン警告灯(MIL)が点灯する、出力が低下する、ブレーキ倍力装置の機能が低下するなどの不具合が発生し、排気ガスの再循環装置
(EGR)制御用の電磁バルブに作動不良が発生した場合においては、MIL点灯とともに排ガスが悪化し、更に短絡が発生すると発熱して周囲を溶損させることで、最悪の場合、火災に至るおそれがあるという。

ドイツ本社からの情報、および市場からの報告により発覚。不具合は10件確認されている。なお、この不具合による事故の発生は確認されていない。

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    AUTOCAR JAPAN

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