新型ルノー・カングー、日本発売の時期は? カングージャンボリー2022、5000人のファンが見守った初披露

公開 : 2022.10.19 12:03

カングージャンボリーに「新型」が登場。どんなクルマなのでしょう? 1783台のカングーが集まったジャパンプレミアのイベント会場をレポートします。

3年ぶりのリアル開催、新型が登場

去る10月16日に「カングージャンボリー」が3年ぶりに開催された。

オンラインで実施した2回を含め、通算14回目となった今回のトピックは、なんといっても新型カングーが発表されたことだ。

新型カングーを披露したルノー日本法人の小川隼平 代表取締役社長
新型カングーを披露したルノー日本法人の小川隼平 代表取締役社長    高桑秀典

初代から数えて3代目となる新型カングーの日本での発売は、来年の春頃を予定しているという。

山中湖交流プラザ きららを会場として久しぶりにリアルイベントとして開催されたことに加え、新型カングーが発表されるということもあり、9月16日の時点で2100台分の駐車券がまもなく完売となる旨がルノー・ジャポンからアナウンスされた。

そのため、イベントの当日は5000人以上の来場者が新型カングーの発表を見守り、アンヴェールのタイミングを今か今かと待った。ちなみに、総参加車両台数は1903台で、カングーが1783台、カングー以外のルノー車とルノー車以外の台数が120台という規模であった。

ルノー・ジャポン代表取締役社長の小川隼平氏によって発表された新型カングーは、ジョン アグリュムと呼ばれるイエローの外装色を纏った車両とブルー ソーダライト Mという紺色のボディカラーの個体。その全貌が明らかになり、カングーらしさがしっかり継承されていることが分かった瞬間に、会場全体から安堵の声があがった。

日本だけの「乗用」+「観音開き」

小川社長によると「イエローのボディカラーとブラックバンパーとの組み合わせは日本専用。乗用タイプの新型カングーにリアの観音開きドアが組み合わされるのも日本仕様だけです」と、その特徴を紹介。

本国では商用車仕様の装備となるリアの観音開きドアを採用するなど、日本のカングーファンの要望を取り入れたスペシャルな仕様であることをアピールした。

新型ルノー・カングーの前席内装
新型ルノー・カングーの前席内装    高桑秀典

会場内に参考出品車としてジョン アグリュムに塗られた左ハンドル仕様が展示されていたが、リアがハッチゲートだったので、これが通常の欧州仕様車となる。

なお、日本仕様のジョン アグリュムはブラックバンパーのみの組み合わせとなり、その他のボディカラーではブラックバンパーとボディ同色バンパーを選べるそうだ。

パワートレインは、1.5L 直4 SOHC 8バルブ・ディーゼルターボエンジンと1.3L 直4 DOHC 16バルブ・ガソリンターボエンジンの2種で、展示車のトランスミッションは電子制御7速AT(7EDC)であった。MTのディーゼル仕様もラインナップする予定だという。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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