ポルシェ356ホリデイ 飛騨・白川郷に70台集合 ポルシェの原点タイプ356のイベントとは

公開 : 2022.10.30 12:42

ディナーパーティに興じる

356ホリデイのもうひとつのメインプログラムとなるのがディナーパーティだ。高山グリーンホテルのバンケットルームで盛大に行われた。

鈴木会長の開宴のあいさつに続き、ポルシェAGのメナー氏とポルシェジャパンの田島氏、そして名誉会員であるケン・イトウ氏から祝辞が述べられた。

ディナーパーティにはポルシェ本社から世界のクラブを担当するマティアス・メナー氏が来日して参加。
ディナーパーティにはポルシェ本社から世界のクラブを担当するマティアス・メナー氏が来日して参加。    前田恵介

食事が一段落したところでベスト・オリジナル賞やベスト・カスタム賞やポルシェジャパン賞などの特別賞の発表が行われた。ミシュランタイヤ賞はジャンケンとクイズという難易度が高いもので、最後まで戦いが続いた。

毎回一番盛り上がるコンクール・デレガンスの結果発表は、高いオリジナル度と素晴らしいコンディションを保つ1951年356スプリット・ウインドウが、初お目見えで優勝を勝ち取った。

最後に次回の356ホリデイを担当する関西支部から、日程と神戸を中心とした内容で開催されることが告げられた。

2日目は飛騨古川を満喫

356ホリデイの2日目は高山から飛騨古川まで山側を迂回するルートでツーリング。爽快なワインディングで356のドライビングを満喫したのち飛騨古川のまつり広場に到着。

今回は飛騨市の全面的な協力を得て、まつり広場に356を並べることができた。参加者は飛騨古川を象徴する趣のある古い街並みと、数多くの鯉が泳ぐ瀬戸川沿いを散策しながら楽しんだ。

飛騨古川の祭り広場に集合。飛騨市の都竹市長が出迎えてくれた。
飛騨古川の祭り広場に集合。飛騨市の都竹市長が出迎えてくれた。    前田恵介

街並みを見学したのち「水呼びの亀」が守る円光寺の本堂をお借りして、飛騨牛の特製弁当ランチに舌鼓を打った。

ランチ後はまつり広場で解散式が行われ、ホリデイを満喫したメンバーは満足気な表情で会場を後にしていたのが印象的だった。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。
  • 撮影

    前田惠介

    Keisuke Maeda

    1962年生まれ。はじめて買ったクルマは、ジムニーSJ30F。自動車メーカーのカタログを撮影する会社に5年間勤務。スタジオ撮影のノウハウを会得後独立。自動車関連の撮影のほか、現在、湘南で地元密着型の写真館を営業中。今の愛車はスズキ・ジムニー(JB23)

関連テーマ

おすすめ記事

 

ポルシェ 356の人気画像