改良「マツダCX-8」価格発表 グランドジャーニー/スポーツアピアランス登場で、どう変わる?

公開 : 2022.11.02 12:03  更新 : 2022.11.02 13:02

マツダCX-8が改良新型に。アウトドア志向の「グランドジャーニー」が登場。「スポーツアピアランス」も加わります。3列シートSUVのマイナーチェンジを解説しましょう。

3列シートSUV大幅改良 5つの注目点

執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

11月2日、マツダは3列シートのクロスオーバーSUV「マツダCX-8」を大幅商品改良し、予約を開始した。発売は12月下旬ごろを予定している。

マツダでは、各モデルをイヤーモデル的に年次改良している。今回のCX-8も、いわば「2023年モデル」に相当する。

マツダCX-8グランドジャーニー(プラチナクオーツメタリック)
マツダCX-8グランドジャーニー(プラチナクオーツメタリック)    前田惠介

この度の“大幅”という冠がついた商品改良では、前後バンパー&ランプ、グリルなどをマツダ最新のデザインに変更。とくにリアバンパーは形状が変わり、リアコンビランプの意匠もリデザインされて、車幅を維持しながらCX-8のワイド感を強調した。

ダイナミクス性能では、車両構造技術「SKYACTIVビークル・アーキテクチャー」の考え方を取り入れ、長時間運転しても疲労感の少ない運動性能を目指し、快適性を向上させている。

走行シーンに応じ、スイッチの操作ひとつで任意に走行モードを切り替えられる「マツダ・インテリジェント・ドライブセレクト」、略称「Miドライブ」も新採用。

さらには新たなグレードや特別仕様車なども設定されているので、その概要を紹介していこう。

1. グランドジャーニーとは

新たに設定された特別仕様車「Grand Journey(グランドジャーニー)」は、CX-8のクロスオーバーSUVらしい、アウトドア的なイメージを強調したグレードだ。

エクステリアは、シルバー塗装の前後バンパーセンターガーニッシュやガンメタリック塗装のフロントグリル、グロスブラックのドアミラーやブラックメタリック塗装の切削加工19インチ・アルミホイール、ルーフレール、ブライトのサイドガーニッシュなど、専用アイテムで頼もしくも家族を包み込む柔和な表情を表現した。

マツダCX-8グランドジャーニーの1列目内装(シート:ファブリック/合成皮革/グレージュ 開発車両のため、サウンドシステムが市販仕様と異なる)
マツダCX-8グランドジャーニーの1列目内装(シート:ファブリック/合成皮革/グレージュ 開発車両のため、サウンドシステムが市販仕様と異なる)    前田惠介

インテリアは、グレージュの明るい色使いの合成皮革とファブリックによるシートやドアトリム、ハニカムグレージュとサテンクロームメッキのインパネ加飾などが、さまざまなシーンで気兼ねなく使えるイメージを強調。シートは6人乗りと7人乗りが選べる。

パワーユニットは、2.5Lガソリンの「SKYACTIVーG 2.5」と、2.2Lディーゼルターボの「SKYACTIVーD 2.2」の2種を搭載。駆動方式は4WDのみとし、Miドライブにはオフロード・モードを設定した。

家族で自然の中へ出かけたい、そして行き帰りのドライブもみんなで快適に過ごしたいというアウトドア指向のファミリーに向けた特別仕様車といえるだろう。

記事に関わった人々

  • 撮影

    前田惠介

    Keisuke Maeda

    1962年生まれ。はじめて買ったクルマは、ジムニーSJ30F。自動車メーカーのカタログを撮影する会社に5年間勤務。スタジオ撮影のノウハウを会得後独立。自動車関連の撮影のほか、現在、湘南で地元密着型の写真館を営業中。今の愛車はスズキ・ジムニー(JB23)

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