【なぜ?】マツダ新SUV戦略 直列6気筒+後輪駆動で「マツダらしさ」増すワケ

公開 : 2021.10.20 05:45  更新 : 2021.10.22 10:06

マツダの新SUV構想が明らかになりました。直列6気筒+後輪駆動でよりマツダらしいクルマが登場するでしょう。

マツダ SUV群の将来像が明らかに

執筆:Yoichiro Watanabe(渡辺陽一郎)

マツダがSUVの商品ラインナップを充実させると発表した。2022年から2023年にかけて導入する予定だ。

注目されるのは、ボディが比較的大きなラージ商品群のSUVで、CX-60(2列シート/日本や欧州で販売)、CX-70(ワイドボディの2列シート/北米などで販売)、CX-80(3列シート/日本や欧州で販売)、CX-90(ワイドボディの3列シート/北米などで販売)が明らかになった。

北米などで販売されるマツダCX-9
北米などで販売されるマツダCX-9    マツダ

このほかスモール商品群のSUVとして、北米向けのCX-50もある。

ラージ商品群のSUVは、現在用意されているCX-30やCX-5よりも上級に位置付けられる。

そして国や地域の事情に応じて、プラグインハイブリッドなど、モーターを搭載する車種も投入していく。

とくに欧州では、電動化が進んでいるため、直列4気筒ガソリンエンジンとモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドを中心に据える。

また既に実用化されているスカイアクティブXやクリーンディーゼルターボの技術を使う直列6気筒エンジンを開発して、ディーゼルにも48Vのマイルドハイブリッドを組み合わせる。

この直列6気筒エンジンでは、高い動力性能と環境性能の両立をねらう。

最も高い動力性能が求められる北米では、直列6気筒エンジンにターボを組み合わせたり、プラグインハイブリッドへの発展も図る。

直6エンジン基軸に 電動化対応も

気になるのは、今後の国内市場への対応だ。

ラージ商品群に属する新たなSUVとしては、前述のCX-60(2列シート)とCX-80(3列シート)がある。

マツダMX-30 EV
マツダMX-30 EV    マツダ

この2車種に搭載するエンジンについては、日本で人気の根強いクリーンディーゼルターボも存続させる。

直列6気筒ディーゼルターボに、48Vのマイルドハイブリッドを組み合わせたり、プラグインハイブリッドを導入していく。

クリーンディーゼルターボ+プラグインハイブリッドは、少なくとも日本車では画期的な組み合わせだ。。

エンジンの選択肢を充実させる一方で、MX-30 EVモデルによって実用化された電気自動車にも力を入れる。

2022年の前半からは、コンパクトな発電用ロータリーエンジンを搭載する新しい電動技術も導入する。

これらを使うことで、2030年には、すべてのマツダ車がマイルドハイブリッドを含めた電動機能を搭載する。

ロードスターはおそらく2030年にも設定されているから、同様の電動技術を搭載するだろう。

ちなみにレクサスのLC500hやRC300hは、スポーツクーペでありながら、既に本格的なストロングハイブリッドを搭載している。

高性能なスポーツカーのハイブリッドは、もはや珍しい存在ではない。

マツダも新しいエンジンラインナップを構築して、電動化を推進していく。

記事に関わった人々

  • 上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
  • 渡辺陽一郎

    Yoichiro Watanabe

    1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年間務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向した。「読者の皆様にケガをさせない、損をさせないこと」を重視して、ユーザーの立場から、問題提起のある執筆を心掛けている。買い得グレードを見極める執筆も多く、吉野屋などに入った時も、どのセットメニューが割安か、無意識に計算してしまう。

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