2000万円超え! BMW「XM」が原宿駅前に Mモデル初のPHEVが、「M1」とやって来た

公開 : 2023.03.03 21:02  更新 : 2023.03.03 21:13

編集部が発信する週末のイベント情報。東京都のJR原宿駅前に、BMWの巨大ポップアップストアがオープン。Mモデルの「XM」が初公開に。

全長5m超え ワンプライス販売

執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

BMW日本法人が、東京都・原宿に開設する期間限定エキシビジョンで、新型車「XM」を日本初公開した。

BMW Xモデルとしては初のM“専用”モデルであり、またBMW Mモデルでは初のPHEV(プラグインハイブリッド車)だ。

日本初公開されたBMW XM(JR原宿駅前のフロイデ by BMWコネクテッド・スルータイムで撮影)
日本初公開されたBMW XM(JR原宿駅前のフロイデ by BMWコネクテッド・スルータイムで撮影)    AUTOCAR JAPAN

最高や究極を意味する数字の「9」が与えられた型式名は「G09」。

そんなXMは、「M1」以来のBMW M専用モデル、つまりBMW M社が開発してサーキット走行も可能にしたMハイパフォーマンス・モデルである。

ボディサイズは、全長5110×全幅2005×全高1755mm、ホイールベースは3105mm(すべて欧州値、以下同じ)と大柄。

上下2分割のヘッドライトや、八角形のアウトラインが光るキドニーグリルが目を射る。

サイドウインドウまわりに施されたアクセントバンド、L字型リアコンビネーションライト、そして縦に配置された六角形デザインのMデュアルエグゾーストパイプなど、威風堂々たる佇まいだ。

新境地の内装 スペックは?

インテリアは、12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させた、最新のカーブドディスプレイを採用。

専用のMレザー・ステアリングホイールや赤色のエンジンスタート/ストップボタンなどが、Mモデルであることを印象づける。

BMW XMの後席内装。鮮やかな天井部に注目。車両はプレプロダクション・モデルだ。
BMW XMの後席内装。鮮やかな天井部に注目。車両はプレプロダクション・モデルだ。    AUTOCAR JAPAN

インパネやドアトリム、シートにメリノレザーを採用し、リアシートはスポーティかつラグジュアリーだが、ゆったりと寛げる独自のMラウンジ・コンセプトを取り入れている。

パワートレインは、最高出力489psと最大トルク650Nmを発生する4.4LのV8ツインターボに、第5世代のBMW eドライブ・テクノロジーを採用。

電池容量29.5kWhを持つ電気モーター(197ps)を組み合わせたPHEVシステムを搭載する。トランスミッションは8速Mステップトロニックで、駆動方式は4WDとなる。

この巨体で、100km/hまで4.3秒

システムトータルの最高出力は635ps、最大トルクは800Nm。

電気自動車を除き、BMW史上最強のパワーユニットを搭載するモデルの1つである。

BMW XMのリアセクション。六角形のデュアルエグゾーストがパワフル。
BMW XMのリアセクション。六角形のデュアルエグゾーストがパワフル。    AUTOCAR JAPAN

0-100km/h加速は4.3秒でこなし、電気のみで約90kmまでゼロ・エミッションで走行できるのも現代のMモデルらしいポイント。

安全&快適装備は最新のBMW車のトップレベルのものが備わっており、日本仕様では、ボディカラーや内装の選択を問わず、ワンプライスの2130万円で販売される。

そしてもう1台の展示車両「BMW M1」は、1978年に登場したBMW初のミドシップ市販モデルだ。

ウエッジシェイプの美しいボディデザインは、ジョルジェット・ジウジアーロが率いるイタルデザインの手になるもの。ボディパネルはFRP製だ。

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    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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